嗚呼、近づいてくる、近づいてくる
この手でつぶせてしまえばどんなにいいことか
どんなに願おうとも結局は繰り返してしまう
意味のない希望だ
夢を見た
壊してしまった
醜い透明
破片からはちらちらちらと中身が見えている
中身たちはきらきらきらとじっと眺めている
絶望のようだ
吐き気がする
すべてがごみだ
手には希望が握られている
見詰められている
叫んでいた
走っていた
頭を希望につぶされていた
































人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -