<※ 裏>
「ほら、口開け。」
クイッと掴まれた顎。名前は抗議の目を向けながら、小さく口を開いた。
「もっとだ。」
お仕置きという言葉通りなのだろう。そこにいつもの優しいローはおらず、今この状況を楽しんでいるようだ。
初めて出会った時の様な冷たい瞳で
名前を見下ろす。
だが、それも今は名前を刺激する一つの要素でしか無かった。その瞳で高まる胸の鼓動は、苦しいくらいに激しい。それに耐えながら名前は大きく口を開いた。
「んぐっ...!!」
グッと一気に奥まで押し込まれた肉棒に、小さな呻き声を上げる。
喉の奥から押し寄せる衝撃に、名前は思わず咳き込んだ。
「......ゴホッ、ゴホッ!」
「どうした?名前。」
ローの口角が上がる。
あなたが奥まで入れるからでしょう!?と言おうかと思ったが、この男は分かって言っているのだ。言ったところで意味は無いように思えた。
「もう一度咥えろ。」
差し出された自分の唾液でギラつく、肉棒の先端を口に含む。
「......っ。」
舌を這わせながら深く咥えこんでいくと、ローの吐息が激しくなった。
お仕置きだと言われていても、ローが快感を感じていることが嬉しく、名前は一生懸命に舐めていく。
ジュボ、ジュボーーッ!!
たっぷりの唾液で濡れたそこは、名前が出し入れするたびに卑猥な音を部屋に響かせる。
時折、ビクっとなるローの身体に名前は感じているんだと実感した。
「ロー、気持ちいい?」
「...っは、最高だ。」
快感に浸るローの表情を上目遣いで見つめながら、名前は肉棒に手を添える。
そして、その手をカリの部分にひっかけるようにしながら動かした。
(くっ、ヤベェ......。)
名前が自分の物を愛おしそうに咥えている姿は、ローの征服欲を満たしていく。
上から見下ろす光景に快楽の波が押し寄せる。
今にも吐き出してしまいたい気持ちに襲われたが、苦しまぎれにもういい、とだけ名前に伝えた。
「ハァハァ......ッ。」
息も切れるほど、必死に舐めていた名前の口元に向けて己の肉塊から銀色の糸が伝う。
名前がそれを拭う手の動きに、ローの心はドキリとした。今日の名前はやけに艶やかだ。
誰にも渡したくない。
俺だけの名前ーーー。
ローは溢れる感情のままに名前の服を剥ぎ取ると、四つん這いにさせた。
背中から腰にかけての身体のラインがローの心を燻る。ふわりと背中にかかる長い髪が、妖艶さを増していた。
吸い付いてくるような白い滑らかな肌。
逃げ出さないように腰に手を添えると、今にもはちきれそうなほど膨らんだモノを押し付けた。
名前の秘部からは、太ももを伝うほど愛液が流れだし、受け入れるには十分すぎるほどだ。
「あァァっ!!」
ブスリと一気に突き刺す。愛撫も無しに広げられた肉壁に生じた痛みに、名前の顔は苦痛に歪んだ。
「濡らしすぎだろ。俺の舐めて興奮してんじゃねェよ。」
「んぁ...っ、ハァハァ...。」
「ほら、鳴けよ。もっと。」
「っ、ロー。あっ...あぁ...。」
胸に回される両腕。いつもは優しい手つきも、今日は荒々しい。
痛いらいに激しくローは柔らかな肉を揉みしだく。時々、摘ままれた蕾が名前の身体に快楽を走らせた。
ローはニヤりと笑うと、身体を密着させ名前の耳を甘噛みする。
耳にかかる吐息。
出し入れするたびに愛液が溢れだすのが分かる秘部。
とろけるような感覚に名前の身体から力が抜けていく。その様子を満足そうに見ながら、ローは耳元で囁いた。
“カウンターショック”
「あぁぁああぁっ!!」
バチーーーーッ!
名前の悲鳴とともに、微弱な電気が身体じゅうを駆け巡る。