Note
[ただの文字の羅列]

2018/02/28 14:57
ほもかもしれないしおねしょたかもしれないし

この時期の気候は温暖で昼間は薄着でも過ごせるが、夜になれば多少は冷え込む。

外気に晒された肌を撫でる空気が少し冷たかったからか。それとも、目の前の相手が普段の様子からは想像もつかないような飢えた獣のような目を浮かべているからか。
理由はどちらともつかないが少年はふるりと身を震わせた。

ギシ、と寝台が音を立てて相手の動きを伝える。

伸ばされた指が頬に触れておずおずと少年は目線を合わせた。
薄暗闇の中、灯された蝋燭にぼんやりと照らされて見えるその表情にはわずかに笑みが浮かんでいる。

優しく穏やかなものからは程遠い、獲物を見つけた捕食者の愉快そうな笑みだった。 

[被食者の少年]

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