見せたくない・2 | ナノ

 
俺はそのまま臨也を何処かの空き教室に入れ壁に押し付けた。

「っ…ちょっと、一体何のつもり?」

下から睨んでくる臨也を余所に俺は臨也の体を反転させ背後から抱き締める体勢に変える。

「ちょっ、シズちゃん?!」
「うっせぇ黙れ。大体テメェ何でシャツインしてねぇんだよ」
「はぁ?そんなの俺の勝手でしょ?」

いつも通りの口調で言っているが肩が少し震えていて強がっていると直ぐ分かる。

「確かに勝手かも知れねぇがムカつくんだよ」

臨也の腰に回していた手を上に持っていき体操服の上から胸の突起を摘めば目の前の肩がビクッと跳ねた。

「やっ…!」
「しかも体操服の下にシャツも着てねぇしよぉ…」
「そ、なの、シズちゃんだって着てないじゃないか…!」
「俺は良いんだよ。テメェの場合は唯でさえエロい体してんのに…誘ってんのか」
「はぁ?!俺のどこが誘って、んっ」

臨也の言葉を遮るように指をクリクリ動かせば臨也は小さく呻き抵抗を始めるが俺にとっては痛くも痒くもないし無意味に近かった。

「すげ…服の上からでも分かるな、ココ」
「あ、あっ…やめ……」

耳まで赤くして首を振り「止めて」と言う臨也を無視し耳元で囁く。

「止めてとか言ってるくせに感じてんじゃねぇか」

臨也の股間に膝を当て上に押せばくぐもった声が聞こえた。

「ん、んんっ…」
「しっかり勃ってるし…まぁ取り敢えず一度イっとけ」
「はぁ?!何言って、っあああっ!!」

膝の力を強くしてゴリゴリ押し上げれば臨也は呆気なく精を放った。

「はっ、はっ……最っ低……」
「そんな最低に感じてたのは誰だよ」

そのまま床に押し倒せば臨也の短パンの中に手を突っ込む。

「うわっ…グショグショだな」
「っ…言うな…!」
「本当の事じゃねぇか」

小さく笑いパンツごと脱がせば濡れている自身が目に映る。

「見るな変態…っ」

俺の視線に気付いたのか恥ずかしそうに顔を逸らし言う姿は正直言ってそそる。

「っあ、どこ触って…!」
「だって慣らさねぇと後が大変らしいし」

臨也の精を指で掬い後孔に触れれば一本指を入れる。

「痛っ!!」
「うわ、狭ぇ……」

指を上下に動かしていれば最初は痛みに歪んでいた顔が上気し甘い声が聞こえてきた。

「あ、はぁ…んぅっ…」
「大分解れてきたな…もう一,二本入るか」
「え?っああぁあ!!」

更に二本指を加えて計三本入った指をバラバラに動かしながら上下させれば面白いくらい目の前の腰が跳ねた。

「うあ、ああっ、シズちゃ…!」
「っ…悪い、俺もそろそろ限界だわ」

相手の痴態を見ていて興奮しない筈もなく俺は勃っている自身を取り出した。
俺の自身を見た臨也は赤かった顔を青に変えた。

「嘘…シズちゃんのデカ過ぎ…無理、絶対に無理だって……」
「んなの、やってみなきゃ分かんねぇだろうが」

臨也の後孔に自身を押し当てれば勢い良く貫いた。

「ああぁあ!!」
「くっ…狭いな……」

そのまま遠慮なしに腰を動かせば臨也は背を仰け反らせる。

「ちょっ…いきなり、がっつきすぎ、だって…!」
「はっ…しょうがねぇだろ…つうか締め付けすぎなんだよ、もっと力抜け…」
「普通に、無理っ…ひゃあ?!」
「…見付けた」

前立腺を見付け勢い良く擦れば臨也は先程より甘い声で啼く。

「ひゃ、ああ…そこ、ダメぇ……」
「どこがダメだって…?」
「んああッ!!」

そのまま前立腺を突いていればチャイムが聴こえてきた気がしたが、お構いなしに攻め続けた。

「シズちゃ、もぉ無理…!」
「っ…俺も、もう出る……っ」
「ひっ…あ、ああぁぁあ!!!」
「くっ……」

俺は締め付けに耐えられず、臨也のナカに精を吐き出した。
















「…最低」

あの後、一応後処理をすれば臨也は素早く服を来て俺と一度も目を合わさずに背を向けて座っていた。

「大体授業中に連れ出した挙げ句に犯すとかほんと有り得ないんだけど」
「………」
「しかも明らかに最中の間にチャイムなったよね。今確実に次の授業始まってるよね」
「…悪かった」
「本当に悪いって思ってるわけ?それに何?何で俺を連れ出したりしたの?」
「それは…お前が他の奴に腹見せるから…」
「…はぁ?!え、じゃあ何、俺はただ腹を見せたから連れ出されて犯されたわけ?しかも見せたくて見せたわけじゃないし」
「うっせぇな…だから悪かったって言ってんだろ」
「シズちゃんの"悪かった"には誠意が全く持って感じられないんだけど」
「…悪かった」
「はぁ…もう良いよ。どうせ今から行っても間に合うわけないし」

そのまま臨也は横になり眉を寄せながら俺を見た。

「腰も誰かさんのせいですっごい痛いし…ヘルニアになったらどうしてくれんのさ」
「そん時は…流石に優しくヤる」
「そういう意味じゃねぇんだよ変態が!!」




20101121
このままじゃ会話が延々に続きそうだったのでブチりました←
前半の短さに比べ後半がものっそい長くなってしまった;;
途中体操服が空気になりましたが気にしない方向で


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