誰が為に私は生きる
たったこれっぽっちの命
生まれくるあなたに一生を捧ぐ
どうか元気で
仕方ない、そういう運命なんだ
緑の直線が続く
朝に生まれて夜に死す
君が恋しい、と蝉は鳴く
空っぽな私
君への想いでうめつくして
きみを想って空に眠るよ
いのちの終わる音
しゃぼん玉が飛んだ空
ほんの数分の生命を
ひらひら、はらはら、ふわふわ
なんて軽いんだろうか
うたかたいのち
空に舞って、ぱちんと消える
オヤスミセカイ、マタアイマショウ。
透明な血を滴らせて
夢を見る時間すら与えられない
ゆっくりと止まって
かげろうは逝く、
きみに安らかな眠りをあげる
途切れ途切れの。
君へのアイが口から零れて
一瞬でいいから会いたかった
君にこの命を捧げよう
神様は残酷ね、私からあなたを奪っていく
さいごのわがままを言わせて
誰よりも愛しいあなた
もう会えないとわかってる
最高最悪最期の選択
出会えたことを後悔しないでね
もう少し一緒にいたかったな…
そうすることで君が救われるというのなら
短くても、きみに出会えた
それならばこの気持ちは伝えまい
ただ傍にいたいだけの自己中心主義者
私のことなんてなんでもないわ
最期までわがままに付き合わせてごめん
忘れないでね、君が好き。
こんにちは、そして、さようなら
君は、明日を選んで。

こんなにも君は優しくて、だけど私は何一つ返してあげられなくて、それでも君の傍にいたいと思うの

さよならの足音は少しずつ近づいて
ほら。もうそこまで来てる
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