君の顔を黒で塗りつぶす
しんゆうのこいびと
きみは、ダメ
悟られないために嫌いなふりをした
どうか夢くらいは見させて
君の左手に触れられない。こんなにもすぐそばにいるのに
二人とも好きだから、
好きだよ、嫌いだけど好きだよ

どうやったって君のものにはなれないし、
どうやったって私のものにもならないの

君は恋人にならない。
ずっと仲良しでいたかった
会いたい、なんてもう言えない
口を開けば嘘ばかり
どうかお幸せに。じゃないと許さないからね
君の幸せを思うだけで、込み上げてくる熱い何か
始まることもなかった恋
なみだ色のキス
書きかけのラヴレターをしまって
忘れ貝を探しに行こうか

その口が私の名前を呼ぶから、まぁいいかな
なんて、思わないこともないんだよ

苦しくて唇を強く噛んだ
僕が守りたかった笑顔
どうしてあの子にはなれないんだろう。
友達のままでいさせて
もっといい人を見つけるわ
私だってあなたが好きなのに
きっと気づいてもないんでしょう、
そんな言葉は欲しくない
私は強く生きてみせる
何もできない自分が悔しくて
もう振り向いたりしない
想いを引きずったりはしない

知らないでいてね、知らないままでいてね、
惨めになるのは嫌なのよ

伸ばした髪に鋏を入れて、今までの気持ちにもケリをつけるわ
恋愛相談なんてさせないで
ただ君が笑っていてくれるなら、ずっとこのままでいよう
どうかお幸せに、私の好きな人
サヨナラ恋心
ずっと言わないままでいるつもりだったよ

次、顔を上げたら、涙は拭って笑ってみせるからあと三秒だけ待って
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