「ねえ高尾君」
「なに?」
「どうしてこっち見てるの?」
「それは簡単。なまえちゃんが俺の隣にいるから」
「…今、授業中でありみんなが見ているのは黒板だよ」
「俺はそれよりもなまえちゃんを見てたいから」
「物好きだねえ」
「そうかな、シャーペンと赤ペン間違えてるなまえちゃんの方が見てて面白いのに」
「そ、それ早く言ってよ…ああもう、修正器どこだっけ」
「いやー、あまりにも可愛くてさ」
「お世辞はいらないよーだ」
「俺本気なのにー」
「本気の人は携帯いじりながらそんなこと言いません」
「そんなもんかー。あ、この問題間違ってるよ」
「え、まじか。ありがと」
「ってことで、俺と付き合いませんか?」
「最初の接続語おかしいよね」
高尾まじイケメン