拍手ありがとうございました。 お礼小説が1つあります。 ー休み時間のヘアアレンジー 「さて、では始めるとしましょう。コヴォマカ3分ヘアアレンジー!!」 「ドンドン、パフパフ!!」 いくつかの道具を机の上に並べた後、愉快でありながら小さな声で司会を始めているのはトリュフとカベルネ。 そして、その前には長い髪が綺麗な人が気持ちよく寝ている。 「えー……まずは、髪を整えるためにブラッシングをします。」 「ちゃんと髪の先っちょまで綺麗にとかしましょうヌ〜。」 「ブラッシングが終わったらいよいよ髪結いの時間。髪を3つに分けてゆっくりと編んでいきます。」 「編み終えた髪はゴムひもをまとめますヌ〜。色はこの華やかなピンクで良いですかヌ〜?」 カベルネから実にかわいらしいピンク色のゴムひもを貰ったトリュフは三つ編みになった髪を綺麗にまとめた。 「さて、ここからが本番です。このままでは少々地味ですのでいくつかの飾りつけをしましょう。」 「今回はこの青いリボンを使ってみますヌ〜。」 「まずは、先程髪をまとめる時に使ったゴムの上にこのリボンを結んでいきます。」 「下の部分を結び終えたら、次は上の部分も結んでみますヌ〜!」 「そして、最後にところどころをヘアピンでお洒落してみます!!」 ヘアアレンジが着々と進む中、そのヘアアレンジの対象となった本人が目を覚ました。 「???なにやってんだお前等??」 眠りから覚めたカシスの言葉を聞き流し、トリュフはやや大きい鏡を目の前に置いた。 「はい、出来上がった物がこちらです。」 『ハハハハハハハハハハッ!!!』 やるべき事を終えたトリュフとカベルネは鏡を見たまま衝撃を受けた表情をしてるカシスを見ながら大爆笑をしていた。 「うわっ!?な、何だその髪は!?」 「カシス、まさか女の子になったっぴか!?!?」 明らかに女の子達が好きそうなヘアスタイルを大の男がやっている。そんな光景にクラスメートは怪訝な顔をしてカシスを見つめていた。 「お前等……シバくぞコラぁ!!!」 「やばっ!!逃げろ!!」 「ヌー!!」 顔を真っ赤にしたカシスは物凄い勢いでトリュフとカベルネを追いかけ、追われてる2人も未だに笑いながら捕まるまいという勢いで逃げ出していた。 戻る font> |