※ミサキさんが男になっています。




「こんにちはー!」


店内に元気な声が響いた。


「こんにちは、ナマエさん」


「…今日も来たのかよ。毎日飽きないな」


「だって暇なんだもーん」


頬を膨らませながら言うコイツ、ナマエは俺の幼馴染みで、気がつけば一緒にいた。
俺が家族を失って悲しんでいた時も、ナマエはずっと俺の傍にいてくれた。
何も言わず、抱き締めてくれた。




「…ミサキ?」


ナマエの声がして回想を中断する。
すると目の前にはナマエの顔があった。


「うわっ!な、何だよ!」


俺はすぐにナマエから離れる。
思わず大きな声を出してしまった事と、ナマエの行動に顔が熱くなった。


「いや、呼んでも全然返事しないから…、何かあったの?」


「……別に」


赤くなった顔を隠すようにそっぽを向く。


「? ミサキどうしたの?」


「照れてるんですよ。ミサキは照れ屋さんですから、特にナマエさんに対しては」


「ちょっとシンさん!そういう冗談言うのやめろ!」


「ミサキ顔真っ赤!もしかして風邪ひいてるの?」


首を傾げ心配そうに見てくるナマエが可愛く感じて、鼓動が早くなる。


「〜っ、お前はもう黙ってろ!」





看板男子の憂鬱。







ミサキさん男の子なったら是非婿に欲しい!!
女の子のままでも嫁に欲しい!!






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