冷たい夜が沈むとき

わたしは象牙の夢を見る

気高い白を包み込み

赦しの灰に守られながら

凍てついた朝を迎えるために


まだ起きないで

夢の代償を払うまで

流した涙が凍るのならば

銀の世界はすぐそこにある

凍てた瞼の外側に


灰色の騎士は棘となり

わたしの夢を守ります

花篝の飾りを添えて

閉じた瞼の裏側に

世界を溶かす色を見る


柔らかな朝が死んだとき

再び世界が凍てついて

冷たい夜が訪れる

わたしは再び眠りについて

凍えた朝に温度を放つ


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