拍手お礼文1


竜騎士と黒魔道士。(2015/02カイン)
「カイン、今日は何の日か知っているかな」
「今日?…あぁ、今日はバレンタインか」
「そう!そしてなんとなんと!この私が可哀想なカイン君の為にとっておきのチョコを…って待てや!なんで離れる!」
「お前の作った物など食えるか!」
「ふっ、一つ言わせてもらおう!いつまでも昔の私と思わないでもらおうか!」
「とても信用できない言葉だな…俺は覚えているぞ、魔物の死骸から作られたチョコを食わされた事をな…!」
「よく覚えてるじゃない!泣きながら嬉しそうに食べてくれたよね!」
「…一度目の検査をしてもらった方が良いんじゃないか?」
「そんな昔のカインを覚えていた私は今回も泣く泣く魔物を倒し、その材料から…ってだからなんで離れる!!」
「セシルにでも食わせろ!」
「セシルはローザからのチョコがあるからカインにって言った!」
「(あいつ…!!)」
「さぁおとなしく食えー!私の愛を受け取れー!」
「冗談じゃない!来るな!」
「今日も二人とも元気だなあ…(偶然通りかかったセオドア)


竜騎士と黒魔道士。(2015/03カイン)
「カーイーン!」
「……なんだ」
「今日は何の日でしょうか!」
「普通の日だな」
「嘘つけ!分かってるでしょうが!ホワイトデーでしょホワイトデー!」
「……」
「ほらほら私に何か渡す物があるでしょう?」
「普通自分から言うか?」
「だってカインってば言わないとくれそうにないんだもの。あっちなみにゴルベーザさんはちゃんとくれました〜」
「(散々な目にあったというのに律儀な奴だな…)」
「さぁさぁほらほら!お返しはっ?」
「………仕方がないな。くれてやる」
「あだっ!…わ、渡す物で頭を叩く奴がいるか!」
「ここにいるな」
「す、すごい腹立つ…!ま、まぁでもくれたから今日は多めに見てあげよう」
「なぜ貰った側がそんなに上からなんだ…?」
「そういやカインからお返しを貰うのも久しぶりよねー」
「(さらっと無視したな…)…今回で最後だからな」
「それ毎回言ってるよね」
「……」
「カインのそういう律儀なところ嫌いじゃないよ。好きでもないけど」
「……その一言余分なところはどうにかならないのか?」
「別に一言余分じゃないと思うけど。まぁでもありがとね。そして来年もよろ、」
「全力で断らせてもらう」











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