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(俺零+零)x晃で出られない部屋ネタ

 ぱちり。まるで導かれるかのように目を覚ました大神晃牙は見慣れない天蓋を目にした。首を横に倒すと見覚えのある黒髪が見える。何で吸血鬼ヤロ〜とベッドなんかに……?すっきりと覚めた頭で記憶を探っても、現在の状況に繋がる糸口などなかった。怪訝に思いながら、晃牙は身を起こす。ベッドが真っ白い部屋に置かれていることに疑問は更に強度を増す。身を起こす際に手に触れた何かを振り返って、晃牙は目を見開いた。
「はあ?!」
 そこには朔間零がいた。吸血鬼ヤロ〜じゃない、スーパースターの朔間先輩。
 晃牙は慌てて、逆側に視線を移動させた。吸血鬼ヤロ〜が寝ている。もう一度視線を戻しても、朔間先輩もいる。
「ウガ〜!こんなわけわかんね〜状況ですぴすぴ気持ちよさそうに寝てんじゃね〜!起きろよ!」
 ひとりだけでは受け止めきれなそうな状況に晃牙はふたりの胸倉を掴み上げた。
「ん〜、やだ、こ〜が、」
 吸血鬼ヤロ〜が聞いたことないような甘ったるい声を出して、晃牙の首に腕を回した。そのまま、ベッドにもう一度転がされて、こいつ、吸血鬼ヤロ〜じゃね〜なと気付く。でも、朔間零だった。匂いだけじゃなくて、本能的な直感がそう言っていた。
 晃牙を抱き締めた零は唸って目を開いた。
「こう、が?」
「そうだよ、大神晃牙様だ。テメ〜こそ誰だよ、吸血鬼ヤロ〜じゃね〜だろ!」


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