「困った事が起きたよおみ君」
「何でしょう」
「100万です」
「…円?ドル?」
「ヒットです!」
「何の話?」
「俺達を応援してくれている有り難い方々が通って下さるお陰で100万を越えたのですよ!100万ヒット。素晴らしい事です」
「半分以上は俺のお陰だな」
「違う違う、俺だよ。俺ファンが多数です」
「モテモテか」
「まあね…。てな訳で、お祝いを何しようか考えてます!」
「現金還元」
「え!?」
「100万ヒットだから一人100万円」
「不正受給者が現れますね、確実に」
「読者を疑うの?お前…嫌な奴だね。それじゃあファンが減るよ?寧ろ今の発言で一気に俺のファンが増えたね、残念だね」
「…〜〜ッ、今日の臣君喋り過ぎ!」
「カッコしか出ねーんだから仕方ねぇだろ。文句は作者に言えよ」
「文句言うと出番減るんだもん!最近紫音さん贔屓なんだもん!」
「……またそういう事言うと出番減るんじゃね?」
「すみませんすみませんすみません」
「(冗談だけど面白いからいいか)」
「じゃなくて、マジどーする?何やる?記念すべき日になるんだよ」
「蒼が考えなよ、主人公なんだし」
「し、主人公……っ(なんていい響き…!)」
「俺はなんでもいいよ。」
「んー?んー、じゃあねぇ…」
「(わかり易い程に上機嫌になった)」
「折角のお祝い事だしね…でも、問題があるのだよ…」
「…のだよ?」
「スランプ!作者ドクタースランプなのだよ!」
「年齢バレるな、作者。作者はドクタースランプじゃねーしよ」
「登場人物皆で立食パーティーなんてどうでしょうか?臣君主催で」
「急に真面目。急に本題」
「高級な所貸し切りにしてよ、コネ得意でしょ臣君。」
「得意だけど何で俺が主催なんだよ、やだよ」
「主人公だから!」
「主人公はお前じゃん」
「臣君も主人公ですよ?俺はヒロインだね、立場的に」
「自分でヒロイン言う奴いないだろ…」
「いいの!何てったって100万ヒット!」
「…何でもいいけど登場人物全員で立食パーティー?乱闘になんぞ」
「それ抜きでだよ。折角のお祝いに乱闘はないでしょーよ」
「お前と薫がな」
「…………薫さん抜きで」
「お前、最近性格歪んで来てるぞ。薫並に」
「冗談です。いい案だと思わない?普段沢山お世話になってる皆さんへ…感謝祭」
「世話になってねぇ」
「超豪華ホテル…じゃなくて、客船!」
「世界一周ですか」
「東京湾辺りでいいよ」
「何故突然シビア」
「もういいよ、いい加減文字数なくなる。決まりでよくない?臣君父のクルーザーでパーティーしよーよ!」
「流石に登場人物全員乗れねぇだろ…」
「えー!じゃあ、レンタルしてよ、ね、いいでしょ?」
「…………」
「お願い、臣君…」
「(畜生、可愛いな)…考えとく」
「オッケー!じゃあ招待状書かなくちゃね!俺に任せて!」
「考えとくって言っただけなんだけど…」
「あ、パパとママは海外だし大変だから呼ばなくてもいいよね?(気まずいし)」
「…いいんじゃない」
「分かった!それじゃあ、日付は何時にする?」
「いや、だから…」
「区切りもいいし5月の一日にしよっか、そうしよー」
「(もう勝手にして…)
…つーか感謝って読者にすんじゃねぇの?何で登場人物への感謝祭になってんの?」

「…………………え?」


--------------- キ リ ト リ ---------------

日頃からお世話になっています。
豪華貸し切りクルーザーにてパーティーを開催致します!
是非皆様の参加、心よりお待ちしております。

〜仁堂和臣&宮脇蒼より登場人物皆様へ愛を込めて〜

5月1日、連載スタート!
100万御礼ページこちらよりお入り下さい。
8月17日完結済。

戻る



×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -