(青峰視点) 「黄瀬、お前も飲みもん買うか?」 「……あっ、いらなぁ…んッ」 壁に手をついてぷるぷる膝を震わせてる黄瀬を見て、笑みがこぼれる。声を出さないように片手で口を覆ってるけど、そのやらしい顔隠さないと意味ないんじゃねえ? 今週末は神奈川で一人暮らしする黄瀬の家に泊まることになっていた。夕方駅で待っていると、きゃーあっちにかっこいい人がいるっスー!と小芝居しながら黄瀬が近付いてきた。珍しく部活は休みだったらしい。青峰っちの制服姿、写真とってい?とキラキラした目で言うから、ただめんどくさかったから着替えなかっただけだけど、結果オーライだなと思った。 夕飯食ってだらだらしている時に、お風呂入ってくるっスねって言う黄瀬に何故かムラッときたのでそのままベッドに押し倒した。臭いからやだってごねてうるさかったけど、胸に顔をおしつけていい匂いって言うと静かになった。チョロいぜ黄瀬。キスしながら乳首いじってる時に大事なことを思い出した。今日はこれで遊ぶんだった。 「はぁっ……ん…?」 「ちょっと待っとけ」 カバンの中から取り出したそれが何か分かったらしい黄瀬は顔を真っ赤にした。ヤることヤってるくせ未だにこういう純情な反応をするところが好きだ。 「なんスかそれ…!」 「え、バイブ。黄瀬の中に入れるバイブ」 「二回も言わなくていいっスよ、この変態!!」 お前が聞いたんじゃねえか。文句を言おうとしたが、黄瀬がベッドの上に座ったままずりずりと壁に向けて逃げている。こっち捕まえる方が先だな。 「ひゃ、ちょっと青峰っち、マジで入れる気かよ…!」 「当たり前だろ。わざわざ買ってきたんだぜ」 「よく買えたな!!」 ぎゃんぎゃん喚いている隙にまず指一本突っ込むと案外すんなりいった。続けて二本目、三本目を飲み込んでいく。バラバラに動かして前立腺を何度も擦った。黄瀬はすっかり気持ち良さそうにしている。もうバイブも入りそうだな。 「ぁっあ、…ん…!やあっ入れちゃだめ…っ」 「なあ黄瀬ぇこれ小さくね?」 「アンタのちんこがでかすぎるんだ…よ、っあああっ!」 「もう全部入っちまった。やっぱり小せえな」 俺のいれる時は、痛いやらもう入んないやらうるさいのに。全て埋め込まれた衝撃も少しずつ収まってきたみたいで、必死に息を整えようとしている。 「…黄瀬、俺やりたいことがあんだよ」 「絶対ろくなことじゃないっスね」 「頼む」 至近距離に顔を近付けて、やりてえ、と言っても、駄目と一蹴された。黄瀬が弱いと知っている甘えた声でお願いすると、黙った。もう一度その声で名前を呼んだら、ついに小声でいいよと聞こえた。すげえチョロいぜ黄瀬。 「このままコンビニ行こうぜ」 「…………は?」 「おらズボン履けよ」 「な、なに言ってんの青峰っち?コンビニ行きたいならこれ抜いてから――」 「お前オッケーしたよな?いいって言ったもんな? まあお前が、遊園地も温泉旅行も行かねえってんならいいけどな」 「……っ性格悪いっスよ!!!」 それで今に至るというわけだ。コンビニへの道すがらはぶつぶつと俺を謗っていたが、尻を撫でてバイブを軽く押すと顔を赤くし、少し強めに服の上から乳首をつねるとすぐにエロモードに突入した。歩くたび隣から荒い息遣いが聞こえてきて超楽しい。 夜11時のコンビニはほとんど人がいない。立ち読みしてるおっさんと弁当を選んでる若い兄ちゃんだけ。レジも眠そうな顔してるバイトが一人だ。 「じゃあアイスは?」 「…青峰っち、はやく…っ」 俺のシャツを引っ張り、もうだめ、頭おかしくなる…と言って泣きそうな顔をしている。頭を撫でるとすりすりと頬を寄せてきた。…あとちょっとだけ遊んで帰ろう。 黄瀬は、俺の後ろにぴたりとくっついて完全にたちあがってるそれを隠そうとしている。耳元で悩ましげな息をはかれると俺まで反応しそうでヤバい。あまり刺激は強くないだろうが、長く続く快感が弱いからこそ黄瀬の理性は崩壊しそうになっているんだろう。青峰っちはやくかえろ…やだもうやだぁ、と何度も呟いている。正直くそ可愛い。 店の奥の方でスナック菓子を見ながらポケットに手をいれると何かがあった。なんだこれ。 「んあっ!!」 結構な音量で喘いだかと思えば、肩に黄瀬の頭がのっかかった。腹にまわされた腕が震えている。かすかにブーッブーッと音が聞こえてきた。 そういや電動バイブだったかもしれねえ。こん中に適当に放り込んでたのか。ポケットの中でスイッチをONにしてしまったらしいリモコンを取り出すと、レベルはまだ最大に達していなかった。 店内を見回わし、バイトがほとんど立ったまま寝てるのを確認すると、抱きつきながら甘い声を出し続ける黄瀬を盗み見た。やっぱやってみてえじゃん? ぐいーっとマックスまでつまみを上げた。 「あ、ああッ!はぁ、ん、ん、だめ…っ!あぁっ!」 びくりと体が跳ね、更に強く抱き締められた。固いものが太ももに当たっている。でかい喘ぎ声と共にぐちゅぐちゅと卑猥な水音、激しいモーターの音が聞こえる。 そろそろと前にまわされていた黄瀬の手が下に降り、俺の股間を撫で上げる。こいつなにしてんだ! 「そこのっトイレでいいから…あっん、あ!青峰っちのちんこいれてぇ…おねがい…」 やべ、勃つ。その間も両手を使って触り続ける黄瀬の手を慌てて止める。ぺろぺろと耳の中を舐められてどんどん熱が集まってきた。この淫乱が…!! この状態だと冗談抜きでここで襲われかねない。さっさと帰ろうとひっぺがして、外に出ようと思った、が。もう一つどうしてもやっておきたいことを思い出してしまった。さすがにやめた方がいいかもしれない。でももうこんな機会二度となさそうだし。………うん、きっと大丈夫だろ。 「黄瀬?」 「ん、はぁっ、なに…?」 「一人で買ってきてくれたら家帰ってセックスしてやるよ」 できるか?と聞くと、こくこくと頷いた。ペットボトルを渡しレジに向かわせると、寝ぼけ眼のバイトがだらだらと対応しはじめた。黄瀬はぴたりとそいつの手に自分の手を重ね、一つ荒い息をこぼした。 「はやくして…?」 「は、はい!」 あーあ、あんなに色っぽい顔しちゃって。刺激強すぎたんんじゃねえの?釣り落としたり手震えてレシート切れてねえけど。ぜってえ逆効果だろ。 会計が終わると小走りで俺に駆け寄り寄り添ってきた。出来た?合格?と聞いてきたので、頬っぺにキスするとそのまま唇にキスされそうになった。お前止まんねえから今は禁止、と黄瀬の口を覆った瞬間、後ろからチャリンチャリンと大量の硬貨が落ちる音がした。振り返ると案の定ぽかんとした顔でバイトがこちらを見ている。 「あいつ、お前のこと知らねえといいな」 「いいから帰ろっス…っぁ、ん」 「はいはい。ちゃんと歩けよ」 自動ドアが開き、間抜けな電子音が鳴った。もしかして失恋したかもなぁ、あのバイト。 * * * ドアが閉まるか閉まらないかで、キスされてそのままベルトに手をかけられた。だめだっつーの!ベッドでなと言うと蕩けた顔をした。 何とかたどり着いたベッドに沈むように押し倒され、帰る途中に様々なことをされて完全に硬くなったちんこの上に乗られる。腰ふって、発情期の猫みてえ。 「あっあ!ひ、ぁン…っ!」 「どけ。ズボン脱がねえといけないだろ」 そう言っても重なるように胸に倒れ込み激しく自分のものと俺のものを擦り合わせている。ジーンズの固い生地がすれて結構きもちいい。ぎゅっと太ももを閉じられるともうこのままでいいかと思ってしまう。 「あ、あおみね…ン、あっ」 「黄、瀬…!」 渾身の力と理性を振り絞って、体の上から黄瀬をどかす。膝立ちで見下ろすと目がとろんとしていた。唾を飲み込んだのか喉仏が大きく上下してエロい。黄瀬と自分のズボンを脱ぎ、太ももを掴んで大きく足を開ける。振動しているバイブを抜くと、黄瀬が濡れた声をあげた。 「も、…いれて…」 自分の指でパックリ穴を広げると腰に足を絡ませてきた。いつからこんなに色っぽくなったんだ。 我慢しきれず、自分のモノをピンクに色付いたそこに、一気に奥まで差し込む。 「あ、ぁっああ」 それだけで黄瀬は数回精液を出してイった。合わせて中が締め付けてくるのを感じる。射精感が高まるのを必死に抑え、もう一度足を支え直し激しく抜き差しした。ごつごつと前立腺を突くたび、腰に絡まった足が更に俺を引き寄せる。 「あ、ン…っ!あおみ、ねっち…あ、おっき…っ」 「…くっ、やべ」 「きもち、そこっきもちいい…ん、はぁっ!なか、なかだして…!や、やぁイく…ッ」 「黄瀬…っ」 「あッあ、んんっはぁン!ひゃあ…あ、つい……」 どくどくと長い射精を全て黄瀬の中で吐き出すと、それと同時にもう一度イった黄瀬は意識を飛ばした。多分色々限界だったんだろう。ちょっと遊び過ぎたか。いやでも黄瀬もノリノリだったし… 誰にでもなく頭の中で言い訳をして、黄瀬の瞼にキスをした。 "#4682B4">少しおいたが過ぎました (これ目ぇ覚ましたらすげえ怒られるんだろーな…) ――――――――――――― リクエスト有り難うございました! × 20121126 |