世界観紹介


【世界観】
大災厄によって人類が衰退した遠い未来。
人々を食らう異形のものたち「非天」の討伐を一手に背負う軍事国家、フルマニスク。その中で、黒髪の男が率いる部隊の存在は異端のものでありました。
――――何故なら、彼らは本来守るべき人を殺すために作られた部隊だったのです。



【用語】
▽前世界 ゼンセカイ
『受難の日』以前の世界。


▽受難の日 ディエス・ドロローサ
前世界崩壊の切掛けとなった大災害。
後の常冬の戦役を引き起こした原因とされるが、詳細は明らかではない。


▽常冬の戦役 ヴィンター・クリーク
嘆きの日後に勃発した世界規模の核戦争。前世界崩壊の直接の原因。
“核の冬”による温度帯の変化や絶滅地帯の現出等、後の世に様々な負の遺産を残した。


▽非天 ヒテン/アスラ
戦役時代の晩期に現れた異形のものたち。
獣のようであったり植物のようであったりと姿形は様々。
中にはヒトに近い姿をしたりヒトに擬態する種もあるが、総じてヒトを食う。
その正体については謎。
戦役期にどこかの国家が作り出した生体兵器が野生化したもの、との見方が一般的だが、それでは時期的な矛盾が生じると唱える一部の学者もいる。


▽フルマニスク連邦 -レンポウ
人類圏の北限に位置し、高い軍事力と技術力を誇る大国。
二院制の民主主義国家。


▽教皇庁 ヴァチカン
『受難の日』以前から存在する上代国家の一つ。フルマニスクに国境を接する宗教国家。
頂点に教皇を頂き、以下枢機卿、司祭と聖職者が行政と聖務を兼ねている。


▽東瀛列島 トウエイレットウ
『受難の日』以前から存在する上代国家。
『受難の日』直後に「第二次鎖国政策」を施行し周辺国家との関係を断絶、戦役には一切関わっていない。
『前世界』の自然環境がほぼそのまま保存された国土を持ち、それ故環境関係の国家アセスメントでは絶大な発言力を持つ。


▽SACTT部隊 サクトブタイ
正式名称、Special Assault Counter Tero Team(対テロリズム特殊強襲部隊)。
近年増加するテロ対策のために新設された部隊。
対人戦に特化した部隊故に、非天討伐・人類の保全を大義とするフルマニスク軍の中では半ば窓際部署的な扱いを受けている。


▽E.D.O. エド
正式名称、Eastend Defense organization(極東防衛機構)。
東瀛列島・旧皇都周辺の沿岸部に展開する軍事施設群とそれを指揮する組織の総称。
都市のと所属する艦隊の管理運営は東瀛の政府から委託を受けたフルマニスク軍が行っている。


▽九十九艦隊 ツクモカンタイ
E.D.Oの東部、九十九里浜に駐屯するフルマニスク海軍第11艦隊の別称。
要塞級戦艦「アンフィスバエナ」を旗艦に、108の空母・戦艦から成る大艦隊。
指揮官は提督ベルカ・ロッソとその副官ユアン・クーリュー。





[ 1/9 ]
[back?]




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -