ファンタジカ 紹介

〈ファンタジカ〉



【世界観】
ここではない宇宙、ここではない空と大地の間。
遠い遠い昔に6人の神様が作ったとされる、魔法の生きる世界。
その広大な世界には様々な生き物が、様々な営みが存在していました。


〈登場人物〉

【ヴルドゥ】
竜の国、学院に勤める飛龍。
師の命を受けて各地を巡り、世界中の学園で竜の知識を伝えたり、各地の魔法使いたちから魔法の教えを請うたりしている。
風を呼び雨雲を操り雷を吐く嵐の竜だが、如何せん中身がヘたれのビビりなので龍としての本来のスペックの6割程度の力しか発揮できていない。
師匠命。
「嫌だぁぁぁ!!外の世界怖いって考え直して下さい師匠ぉぉぉお!!」


【ユエト】
夜長の国、夕闇の都に住む兎の耳を持った魔法使い。
強い魔力を持つ「月の民」との混血児で、その為に魔力が月齢に連動して変化する体質の持ち主。
地上と月の世界のつながりが最も強くなる満月の夜は「神」の名を関する大精霊にも劣らない魔力を操れるが、新月の日には全く魔法が使えなくなる。
生まれは月の世界だが、地上にしか存在しない菓子「ビスコ」目当てで月から地上に移住してきた。
「まーお茶でも飲んでお菓子でも食べてきなよ。あ、このビスコはあげないからね」


【ハダル】
砂漠の国、大峡谷に居を構える人間と精霊の混血児。魔法使い。
普通の人間には聞き取れない魔獣の声を聴くことができる才能の持ち主で、その力を砂漠の部族間抗争の調停などに使っている。
魔獣使いの能力の影に隠れて目立たないが、特殊な紙に特殊なインクで描いたものを具現化させるという魔法の使い手でもある。
動物好き。
「まあ、平和ならそれが一番いいだろ」


【老空儿(ラオコーン)】
大陸の東に位置する霊峰を住処とする魔法使い。年齢、種族不明の美形。
霊峰の頂上近くに広大な屋敷を構え、普段はそこで水盤を使った占いをしたり仙薬を作ったりして暮らしている。
霊峰にかかる霧を操る力を持ち、普段はその力を使って住処を隠している隠者。
本当に自身の力を必要とするものが訪れた時だけ、霧が晴れて屋敷への道が開ける。
大昔に霊峰の麓に栄えた古王国の関係者らしい。
「よく来た…とりあえず一服して落ち着くがよい」


【ファルメア】
春の国、花の都に住む花の民の公爵令嬢。
幼いころから四季を司る精霊たちに愛され、魔法使いとして非常に高い潜在能力を持つ。

が、あまりに精霊との感応力の高さゆえに感情が昂ぶると魔法が制御できなくなるため、社交界などには出ることを許されなかった。
筋金入りの箱入り娘。
最近は魔法の制御も少しずつできるようになってきており、将来はこの力を使って人々を癒したいと考えている。
「お怪我、大丈夫ですか?治療、してもいいですか?」


【レグナ】
風の国に住む、鷹の翼を持った有翼人の魔法使い。
風の国の王都である天空都市の防衛隊長を務める千人長で、責任感が強く義理堅い。
部下のみならず都市の人々からの信頼も篤い。
召喚魔法を得意とし、都市に仇なすものは自慢の槍術と魔法で容赦なく蹴散らす。
閉鎖的な気質の風の国の民にしては珍しい社交的な性格で、よく召喚獣に乗って地上に降りては下界の人々と交流を深めている。
「じゃあ、俺は行くよ。元気でな」


【リベラ】
水の国、王都に住む宮廷魔法使い。
若いながらに王族直属の宮廷魔道士を務める見た目は青年。
男尊女卑の気風の激しい宮廷で生き残るために男装して性別を偽りながら王に使える男装の麗人。
そのことを知っているのは彼女の師匠と使い魔、そして王のみ。
最近彼女の正体を知らない王の末姫に気に入られ、末姫付きの遊び相手兼教育係兼護衛に任命された。
「姫様、なりません。考え直して下さい」


【フラン=フラム】
世界各地を旅する、獣の耳を持った旅人。
失われた技術や古の精霊、亡国の軌跡などを求めて彷徨う探求者。
忘れられて存在の薄くなった神々や精霊を「物語にする」という形で本に封じ、存在を安定させるという魔法を使う。
旅慣れた飄々とした性格だが、知識欲に負けて無鉄砲な振る舞いをすることもしばしば。
年に数回、書き溜めた「物語」を収めるために大都市の図書館に顔を出す。
「ん、今度は海の方に行こうか。幻の海底神殿!ロマンだろ?」


【マリッツ】
嵐の国、霰の都に住む魔法使い。
「英雄」と呼ばれる大魔法使いを先祖に持つ。
過去視の魔法に長け、普段はその力を使って歴史の検証や編纂の仕事をしている。
体があまり丈夫ではなく、あまり外に出られない。
家に居ながら様々なものを視ることができるが、いつか自分の目で様々なものを見たいと思っている。
「外の世界に興味を持つのは、そんなに悪いことなのか?」


【ボルドウィン】
竜の国、王立学院の教授。学院の名誉教授にしてヴルドゥとエスラーグの師匠。
本来の姿は山よりも巨大な体躯を持つ巨竜だが、諸事情あって人型になれない。
学院での講義は光魔法と水魔法を組み合わせて作りだした立体映像を使って行っている。
元竜王領防衛軍の魔術顧問。
生徒に無理難題を吹っかけてニヤニヤするのが趣味な糸目爺。
「そんな君には不可をあげようねー」


【ロウラン】
竜の国、王都の界隈をふらつく自称・傭兵。
鉄扇と刀を扱い、荒事に首を突っ込んでは力技で解決するのが趣味、という謎の人物。
実は竜王領の主、巌鱗宮に座す竜王・巌碧竜本人。この世の何より仕事が嫌いなダメ女王。
竜王領エグゼフォルタと人の住む地域を隔てる氷の大峡谷「大氷帯」を作った張本人で、上代の神々とその被造物の戦争の時代から生きている。
「BBA」は禁句。
「うん、今ちょいっと聞き捨てならない言葉が聞こえたんだが、お前かい?」







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