式主 夜墨(よすみ)

 硯の妖。
 陽気。気分屋。人の子のころころ変わる感情表情は見飽きないと割と友好的。人の子をおもちゃ感覚で害にならない程度に遊んでは楽しんでる。そういう割に、他の妖が人の子で弄んでいるのは気に食わない天邪鬼。割と面食い(名取はイケメンだと思うが、タイプではない)。和食より洋食、ジャンクフード(特にハンバーガー)が好み。人を食べない主義(見てる方が楽しいから)。

 容姿
 黒髪、黒目。普段は両目とも目隠ししている。周囲には黒いオタマジャクシのような墨の塊(半身)がふよふよしてる。

 能力
 自らの妖力と自身の髪(少し)で出来た墨を#あざな#に提供している。自身の攻撃手段は黒のおたまじゃくしを操って食べさせる。

 あざなとの関係
 もともと楮井家の先祖代々から伝わる硯として家を守っていた。あざなが産まれる前も何人か見える人がいたが、そのほとんどが家業を継いでるため外に出ることはほとんどなかった。末妹で見えるあざなが外回りすることになり、それに着いていく形で契約。
 基本的に上から目線。他人(妖)にはビジネスパートナーなどの情とは割り切った関係だと言うが、祓い屋や妖たちがいなければ普通に仲がいい。やんちゃな姉。

 始めから墨をモチーフにした子にしようということでこうなった。


楮井 あざな (かみい あざな)

 祓い屋相手に、和紙の出張販売営業。

 実力
 祓いよりも結界など守護に特化しており、厳密には祓い屋ではない。あざな自身の妖力は強くない(着物は黄色よりの樟んだ橙色)。術を使う時は式の夜墨の妖力でカバーする。守護に特化しているため祓う技術は心もとない。

 性格
 常に寝不足で首ががくんがくんしてる。口調ものんびり。性格ものんびり。スローマイペース。仕事スイッチが入ると真面目。夜墨がドン引きするほど。取り引き相手には常に敬語で慇懃な態度。仰々しいが仕事ではこれが素。妖に関してはことなかれ主義。祓い屋の派閥争いに巻き込まれるのはごめん。

 術
 夜墨の妖力で練られた特別な墨を使って陣を書く。基本紙(和紙が好ましい)に書くが、宙に書くことも出来る。その代わり威力はかなり落ち、その場しのぎでしかない。楮井の紙(上質)と#夜墨#の墨を使った護符(家内安全など)による結界は並大抵の妖では近づくことも難しい。

 容姿
 顔立ちは綺麗なほうだが、頬に無数の青黒い無数の斑点があるため第一印象はかなり怖い。生まれつきのもの(妖の呪いではない)。常にマスクと黒縁にやや色の着いた眼鏡で誤魔化してる。この斑点で幼少期から苦労してるが今はもう割り切っている。

 家柄
 実家は代々手漉きの和紙を生業としている旧家。一般販売をしている一方、裏では祓い屋たち相手にも商売している。値段は張るが、その効力はお墨付き。祓い屋と繋がりがあるおかげで見えるあざなは特に苦労したことはない。四人兄弟で、家業は長男と次男に任せ、表は弟、裏はあざなが担当し、日本各地を転々と営業販売している。

 式の夜墨との関係
 表向き(祓い屋たち)は利害の一致、ビジネスパートナー、所詮はただの式(道具)と言っている。その一方で護符の作成や自身の妖力だけで身を守る術がほとんどないなど、夜墨がいなければ出来ないことばかりなので、敬意を払って普段から敬語(仕事よりもフランク)。あざなを小さい頃から面倒見てもらていたことあり、(手がかかるが)姉のように慕ってる。意外としっかりものの妹。

夜墨が墨なので、こっちはそれを書くための紙をモチーフ。
楮(こうぞ)=和紙の原料のひとつ
あざな(字)=墨と文字を使った術を使うから

at 9/21 19:53
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