Long word



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割れたグラスに、一体何を注ぐと言うのでしょう

映画の中なら、君のことを抱き締められたかな

ノストラダムスも知らないであろう恋の行方

守られることない約束なんて、しない方が良かったのにね

誓うほどの愛は、生憎持ち合わせていないの


わずかな愛すら、君は与えてくれやしない

愛を知った愚かは甘い罠に酔いしれる

君を忘れられたことなんて一度もなかったよ

塗りつぶしてしまえば、君の笑顔を忘れられるでしょうか

届かないまま消えた想いは、今もまだ捨てられない




虚ろな瞳で、君は誰の影をみつめているの

瑠璃色のワンピースが、風に揺れて君を攫った

あなたに愛されすぎて、とても苦しかったの

汲み上げた愛は、僕の心を満たすのだろうか

砂のお城にはもうときめかないの


散るだけの花なんて、虚しいだけよ

初めから君を愛してなんていなかった

アザレアを踏み潰せば、私は楽になれるでしょうか

忘れたふりして、君は僕を亡き者にした

レンズ越しに笑った君は、絵画のように美しかった




夕暮れの町が、僕らの別れを告げてった

エピローグに綴られたのは、あまりにも残酷な嘘でした

こんなにも苦しいだなんて知らなかったよ

さよならの意味だけは、未だにわからない

最初から、何もはじまってなんかいなかったんだよ


知らない方が幸せだったのかもしれないね

綺麗なままの私で、君の中に留まらせて

零れた愛を拾う術なんて、ありはしないの

僅かな望みさえ許してはくれないんだね

もう、君と夜明けを待つことなんてないんだね




ろくでもない話で、私を落とせる気でいたの?

無能な僕は、君を欲することしかできない

まるごとファイリングできたらいいのに

小鳥も君も、ないてばかりで呆れてしまうよ

殻を破った切なさは、僕を無視して育っていった


終わらないものなんてこの世にはないと知っていた

絵本の中の君は、まるでお姫さまのようだった

エマージェンシーは、僕らの別れを合図した

あなたを恋に落とす罠を仕掛けてみたの

残ったのは、溶けなかった砂糖の塊




パレットの上はたくさんの色で溢れてる

塗り替えられた記憶が、君の存在を否定した

傘がないなら、雨が止むまで話をしよう

絵の具のように、僕も簡単に色を染められたら良かったのに

お待たせって言って、あなたがそこから現れるの


飾り気のない君が、あるとき紅をさした理由

脇役でも構わないから、君の世界に僕を写して

ロマンスの始まりは、いつだって必然だった

もう、私の面影を探したりしないでね

まだ、遠い未来の話だと思っていました




本当は、わたしのことなんてどうでも良かったくせに

愛したのは、ほかでもない君だった

写真の中の僕らは、幸せそうに笑っていた

もう、二度とあの日の二人に戻ることはないんだよ

ヒールを脱ぎ捨てて、君のもとへと駆けて行くね


花に紛れて消えることができたなら

好きな人の目線の先には、いつも嫌いなアイツがいた

全てを捨てて、逃げ出してしまいたい

苦しいだけの愛なら、知らない方がマシだった

オリエンタルノートは、君から僕への呪いだった




終わりがくるなら、始まりなんてなければいいのに

ローズマリーの香りを纏ったきみに捧げるよ

戻れない道があると知ってしまった

思い出なんて、所詮過去の出来事でしかない

置き去りにされたのは、私だったみたい


今が終われば僕らは他人に戻るだけ

地球に生まれた意味なんてないよ

食い尽くされるなら、あなた以外じゃダメみたい

追ってばかりの恋なんて、しない方が良かったわ

透明な言葉は、いつだって君に届かない




割り切れないなら、全部ちょうだい

晴れた空では、君は心に蓋をしてしまうから

君に関する想いも感情も、全部捨ててしまえたらいいのにね

明日がないなら今だけは君を感じていたい

一秒ごとに君を好きになっていった


君を好きになることほど、簡単なことはなかったよ

隣で笑っていた君が、いつの間にか消えていた

利用するだけの関係で良かったの

脱ぎ捨てたのは、偽りだらけの自分でした

逃げ腰な貴方に捧げる愛情は持ち合わせていない




こんな未来を望んだわけではなかったの

振り払うにしては優しすぎた君の腕

汚れた心では、君に愛を囁けない

哀れな君には分からないだろうね

きっと僕は、君に選ばれないだろうから


台本以上にロマンチックな結末を

散りばめられた言葉の意味を、僕はずっと探してる

無欲になりたい、欲にまみれた汚いわたし

今はただ、隣にいられるだけでいい

運命なんて、ただの固定概念にすぎなかった

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