「何で…別れなくちゃいけないんだよ」


突然告げられた別れに、全く頭がついていかない。ただ目の前の**は泣きそうな顔で怯えているんだ。


『だって―』


「だってなんだよ!」


ビクッと肩を震わす**に、心がうずく。

部屋には2人しかいない


「俺は、別れたくない」


『…もうダメだよ』


「だってとか、でもとか、そんなの聞きたくないんだよ!何がダメなんだよ!ハッキリ言えよ!」


キツく抱き寄せて、荒々しくキスをする。嫌がっても嫌がっても、離してなんかやらない。


『っ、やめ…てよ』


小さく声を漏らす**に構わず、首に噛み付く


痛みに顔を歪める**は可愛い


「ったく…何で、だよ」


自分でも分かるほど

惨めな震えた声がでた


『太一とは、一緒に…いられない。もう、イヤ』


そのことばを聞いた瞬間

頭に血が昇った


『っ!』


勢いよく押し倒して


「**…なあ、お願いだからさ。ずっと一緒にいてくれよ。**には俺だけいれば良いだろ?な?」





好 き だ っ た の に
壊 し た く な っ た


∞14/09/14

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