clapに使いました。

〜10/31

絶対こんな事ありえないような二人で学生パロ。(?
レックス×ティガ




「…Trick or Treat」




何か奇怪な恰好をして俯いて顔を赤くしているソイツがいた。俺は意外なソイツに怪訝な顔をしてまじまじ見ていると「…あんま見んな」とぶっきらぼうに暴言がかえってきた。


「…えっ、どしたのお前」


「………ーた、から。」



「えっ何聞こえないけど」



少しの間沈黙。
目の前のソイツは少し躊躇いがちに


「…だから、頼まれた、から…」



と。
もう外は暗いし、あんま出歩くやつもいないだろうし…、そんなぼそぼそ言わなくていいのに。恥ずかしそうに弱々しい声で呟いた。


「…なんか、朝起きたらなんか…言伝が俺の所にあって…紙になんか…コレ着ていろんなヤツに『Trick or Treat』て言え、って…

そんで、とりあえずひとりひとり声掛けて…お前がこれで最後だ。」



そう言ってフリフリの黒いワンピースに黒い尖んがった帽子、黒いブーツを引っ張った。


「あ、わかった。あれだな、"はろうぃん"とかいうやつか」


「……ったく、なんでこんなもん着なくちゃならないんだ」



不満げな表情で上目がちに俺を見上げるソイツははっきり言ってヤバイと思う。

俺を最後に回すとは…なかなかムカついたがそんな事今どうでもよくて…、俺も一応生物上、雄だ。だけどコイツも雄だ。触れt…だめだろ、それはだめだろ。変な事考えるな、自分。冷静に、そう…、冷静に…。
嗚呼、そんな可愛いらしい表情はしないでもらいたい。堪えろ、堪えろ自分。




だけどそんな意志も弱い情けない俺で……




「そんで?あれだろ、『お菓子がなければ悪戯する』だろ?」


「はぁ?なんだよソレ、聞いてないぞ。」


「ふーん。知らないのか。」

俺は不敵な笑みをする。半分本気で、半分茶化して…

「んじゃあ、菓子は持ってないから、これで勘弁してくんね?」



頬に軽く触れるだけの口付け。ちゅ、とわざとらしく音を立てて離した。
さて、反応はどうだか…



ソイツは始めは呆然とするとΣはっ、と気がついたみたいに顔を赤らめて




「ばっ…!…は、恥ずかしい事すんなっ!!」




ソイツは俺より年上で強いのに…
今はこちらが全ての主導権を握っているようで堪らなかった。




「やったもん勝ちっスよ、先輩?」



「…くっ」




今日は一緒にパンプキンパイでも食べようか?と誘って今夜は一緒に夜を過ごした。






はろうぃん





-fin.


先輩受けで誘い受けなティガくんとやり手な攻めのレックスくんでしたー







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