ギフト、短編用 | ナノ




こちらへおいで




漆黒の闇に包まれた夜は凄く怖い。
寂しい思いと混ざってぐちゃぐちゃになって、涙と共に姿を現す。


「誰か…」


呟いても誰も来ないことなんか知っていた。
それでも寂しくて、苦しくて、黒い気持ちが止まらなくて。


「臨也…助けて…」

「仕方ないなぁ」

「え…?」


ドアの方を見ればニヤリと笑った情報屋。

なんでここに?
いつからいた?


「なん、で」

「君がお呼びだったから来てみたんだけど」

「私、なんかの、ために?」

「それ以外に何かあるとでも思ってるの?」


嬉しすぎた。

この後訪れる最悪の事態もしらないで。





**********
補足として、この後主人公ちゃんは臨也に騙されます。
臨也くん悪い子だなぁ←

(2011.6.17)









人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -