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狼さんの闘い




「ま、じかよ…」


部屋になまえがいるのは知っていた。
さっきメール着てたしな。
まぁ、大方俺の物を物色していると思っていたのに。


「幼なじみと言えど、普通年頃の男のベッドで無防備に寝るか…?」


しかも学校から帰ってきて、そのまま来たんだろう。
制服のままだ。


「(太もも出過ぎだろ…っ)」


案の定なまえは気持ちよさそうに寝ているし、これじゃ何も手につかねぇよ。


「どうすっかなぁ…」

「んー…へ、いすけ…?」

「おぅ、起きたか」


そっと胸をなで下ろす。
変な気を起こす前に起きてくれて良かった。


「ごめ…寝ちゃってた…」

「!!!」


どうしようか。
むくり、と起きたなまえの服は男が反応せざるを得ないぐらいに乱れている。
その上、寝起きで舌足らずで喋るし、欠伸で涙目だし、


「へーすけ…?」


上目使いは反則だろ…っ!!
駄目だ、耐えろ俺!!
我慢すれっ!!
我慢だ我慢、我慢我慢我慢我m


「一緒に寝る?」

「おま…」


これは誘ってるってとっちゃってもいいよな?!

涙目の平助。




*********
うん、平ちゃん可愛い。
そうやって顔真っ赤にしちゃえばいいさ!!
逆に襲げふんげふん

(2011.8.29)









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