不意打ちは苦手なんです『好き…私、あなたのことが好きなの…っ』 よくある王道純愛ドラマ。 だからこそあこがれる人も多いだろう。 私もその内の1人だったりする。 「L、資料作成終った」 「ご苦労様です。では次はこれをお願いします」 「へーい」 あこがれるだけ無駄だと、私は知っている。 だって私の好きな人は、この変人と言われても仕方ない探偵なんだから。 これじゃあ王道なんて無理ってか恋人すらなれないわ。 「そうだ、なまえさん、ちょっといいですか?」 「ん?何?」 「好きです」 「は…っ?」 「あなたのことが好きだと言ってるんです」 「え、いや、いきなり…?」 「何となく言いたくなりました」 何となくって…。 王道もくそもへったくれもない。 気まぐれすぎて吃驚だ。 「なまえさんは?」 「…知りませんっ!!」 真っ赤な顔など知るもんか。 ********** はい、よくわかりません← Lが好きです。 可愛い行動と敬語に悶えます。 (2011.6.27) |