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不意打ちは苦手なんです




『好き…私、あなたのことが好きなの…っ』


よくある王道純愛ドラマ。
だからこそあこがれる人も多いだろう。

私もその内の1人だったりする。


「L、資料作成終った」

「ご苦労様です。では次はこれをお願いします」

「へーい」


あこがれるだけ無駄だと、私は知っている。

だって私の好きな人は、この変人と言われても仕方ない探偵なんだから。
これじゃあ王道なんて無理ってか恋人すらなれないわ。


「そうだ、なまえさん、ちょっといいですか?」

「ん?何?」

「好きです」

「は…っ?」

「あなたのことが好きだと言ってるんです」

「え、いや、いきなり…?」

「何となく言いたくなりました」


何となくって…。
王道もくそもへったくれもない。

気まぐれすぎて吃驚だ。


「なまえさんは?」

「…知りませんっ!!」


真っ赤な顔など知るもんか。





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はい、よくわかりません←
Lが好きです。
可愛い行動と敬語に悶えます。

(2011.6.27)









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