過去短編 | ナノ




屋上にて




只今、絶賛サボリなう。

サボリなんてしてないと身が保たない。
つか、毎日授業でてる人の気がしれない。

『あぁーさいっこぉー!』

「頭にお花が咲いてるね」

『咲きまくり咲きまくり…ってぇえっ?!』

誰?!何故にここにいるの?!
鍵は閉めてた筈!

「あんなの簡単に外せるよ、君馬鹿?」

『馬鹿って…っ!これでも勉強はできる方なんですー』

頭にくる!なんなの、この男!
初対面で嫌み飛ばすとか、何様?

「僕は君より頭良いよ、ねぇなまえちゃん」

『なんで私の名前をっ?!』

「だって同じクラスだから」

…こんなやついたっけ?
待て、どこかで見たことが…。

『まままままさか、あなた、沖田…総司…っ?!』

「うん」

あの、伝説のイケメン!

『でも、なんで話したことのない私を知ってるの?人を覚えるような頭してないでしょ?』

「はは、酷い言われようだなぁ」

だってそうでもなかったらクラスの娘に告られて、あんた誰、なんて言わないし。

「なまえちゃんのこと好きだからね」

『ふぅん…て…はぁぁあっ?!』


屋上に響いた声


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沖田さんの突発的な発言は反則だと思います(´`)











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