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悪魔寡黙(悪魔サイド) 「チェリーせーんせっ」 冗談交じりに呼んでやればあのしかめっ面をさらに顰めて寡黙が俺を見た。 怒ってる怒ってる。ニヤニヤ笑っちまう。 「チェリーチェリーうるせーよ、クソガキが」 「照れんなよーww」 「照れてねーよコロスぞ」 冷たい喋り方だけど本当は面白がってるって知ってるんだからな。 だから遠慮しないで寡黙の側まで近付いていって、顔を覗き込んでみた。 真面目な寡黙は俺を睨んでいる。 「寡黙せんせー」 ってちゃんと名前を呼んでやると、やっと寡黙の表情は少し柔らかくなった。 「なんだよ。いつもはしゅしゅたんのそばをウロチョロしてるんじゃなかったのかお前は」 「何それ嫉妬かー?」 「はっ、ちげーよバーカ」 寡黙は手元の本から目を逸らさないまま冷たくいったけど図星だったようで冷や汗が出てた。 焦ってる姿が愛おしくて仕方が無くて、抱きしめるのを我慢してその肩に手を置いて耳元で囁いた。 「そんなに妬くなよ。しゅしゅたんへの好きと寡黙への好きは別モンだから安心しろよな」 「……」 寡黙の耳が真っ赤っかになるもんだから、俺はまた笑みをこぼした。
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