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内容をざっと読んでまず思ったのが、タイトルと書き出しの文章が本編と合ってないような気がします。

それと少女が「このままで終わると思っているのかしら?」と言っている割には、えらくあっさりひきあげているような印象を受けました。彼女がもっと圧倒的な力を見せつけるか、彼が一矢報いるかした後なら流れ的に納得いくのですが…
どうにも主人公の言動全てが雑魚臭い印象がぬぐえなかったです。

それから2行目「それに対する答えがあるはずもないなに、」→あるはずもないのに、かなと。


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設定が全て小出しで中途半端感が否めないが、お題の首筋の使い方が一番気に入った。


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描写が細かで、思い浮かべることがとても容易に出来ました。少し余分な描写も感じましたが、いいなと思います。女の子の正体や、主人公の年齢なども知れたら良かったです。


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ハンターをしていた自分が、実は敵方の存在だった、という解釈でいいのでしょうか。
地の文は素晴らしいです。
でも少女の科白がちょっとくどいかなぁ、と。もちろんそれを狙ったのだとは思いますが…。地の文のテンポがいいだけに、そこで無理矢理歩みを止められるような感覚がしました。


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出だしの一文が印象強く残りましたが、魂の結ばれる相手という強烈なメッセージが宙に浮いているというか。内容にそぐわないような気がするのです。
出逢った少女に対して魂の結びつくような、吸いつくような運命を感じたのであれば、心理的な動揺(敵としてではないもの)を感じても良さそうなのですが、相手が敵だという気持ちしか見えてこない。主人公の心理が淡泊で、せっかくの強烈な印象を殺してしまっているのです。それが、本当に非常にとても残念でした。いっそ、魂の結ばれる相手、と書かないほうが良かったかもしれません。



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