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静かな大人向け童話のようなお話でした。バーテンダーが彼女にとってどういう存在なのかがすごく気になります。
バーテンダーをメインとして、この店に集まる人々の短編集が見てみたいです…!


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淡々と進む静かな物語、直接的な恐怖描写はありませんが、背筋がゾクッとするような怖さを感じました。
惜しいな、と思ったのは、あまりにも淡々と進みすぎており、盛り上がりに欠けて怖さが半減しているなと感じたことです。
また、駅で見知らぬ客引きに声を掛けられ、すんなりとついていくかな、と疑問にも思いましたし、背景描写でも、男、魂を食べる女、そしてバーテン以外、人っこ一人いないように読めてしまいました。


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バーボンとジャズが似合うバー。都市伝説っぽい良い雰囲気でした。子供のエピソードが怒り狂う親が浮かぶようで、面白かったです。
周りに人のいる気配がしなかったので、どうやら都会ではなさそう。だけど、街の描写を見ると都会っぽいような…。ちょっと街のイメージだけ思い浮かびませんでした。


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なんとなく話はつかめました。もう少し一人一人の心情が深く知れたらいいなと思いました。


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読んだ後で背筋がゾクリとするような雰囲気も感じることができました。
ただ、丁寧に描かれてはいるのですが、最初のシーンの駅というのに他の人の気配がないというのもなんだか不思議な感じがしました。
魂を食べる女と彼女に場所を提供するバーテンダー。
不思議な関係の中に大人の童話という雰囲気も感じましたが、ちょっと淡々と進みすぎているかな、とも思いました。



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