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「一松くーん」

「・・・離せよ」



ぎゅうぎゅう



「一松くん、お昼お好み焼きだった?ソースの匂いする」

「抱き付くな、鬱陶しい」

「良い匂いー、お腹空いたぁ」



すんすん



「に、におい嗅ぐなっ」

「美味しそうな匂いー」

「いい加減にしろっ」


「何でー?一松くんと僕の仲じゃーん」

「どんな仲だッ」


「友達?」

「友達じゃねぇよ」

「えー?友達じゃーん」



ぎゅうぎゅう



「お前みたいな鬱陶しいやつ、友達でも何でもねぇよ」

「じゃぁ今から友達ね」

「勝手に決めるな」


「友達になろうよー。友達になった方が絶対良いって。ねぇ、猫もそう思うよね?」

「ニャー」

「だってさ!」

「いや、意味わかんねぇよ」


「猫も、僕と一松くんが仲良くなることに大賛成だってさ」

「絶対言ってねぇよ」



ぎゅうぎゅう



「一松くんってばぁ」

「・・・・・・」


「僕じゃ、一松くんのお友達になれない?何処か治した方が良い?治したら仲良しになってくれる?」

「・・・別に、治してほしいとこなんか、ない」

「え?ほんと?やったぁ、じゃぁ友達ね」



ぎゅうぎゅう



「・・・お前の言う友達ってのは、こんなにべたべたするもんなのか」

「んー、友達は友達でも、一松くんにだけかなぁ」



ちゅーっ



「っ!?お、おいやめろ!」

「えー?ただほっぺにチューしただけじゃん」

「お前の言う友達ってのは、こんなことまですんのかっ!?」

「一松くんにだけだけどね」



ぎゅうぎゅう

ちゅっちゅっ



「一松くんだけ、特別ぅ」

「・・・それ、友達じゃなくないか」

「そう?じゃぁ何?」



ぎゅうぎゅう



「・・・・・・」

「ねぇ、じゃぁ何?」

「・・・・・・」

「ねぇってば」



ぎゅうぎゅう



「・・・こ」

「こ?」


「・・・こ、いびと」



ぎゅう



「そっかぁ!恋人かぁ!じゃぁ一松くん、今から僕の恋人ね!」



ちゅーっ



「・・・・・・」

「ね?」

「・・・ん」



こくんっ




ぎゅうぎゅうちゅっちゅ






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