おまけ
「なぁジョルノー」
ミスタは拳銃の手入れをしながら何気なく口を開いた。
「何ですか?」
「お前、ナマエの何処が良いんだよ。確かにルックスは良いけど、アイツ極度のドジだぜ?一緒にいて疲れねぇ?」
「何言ってるんですか。そこが良いんじゃないですか」
「・・・俺、時々お前がわからなくなる」
「ナマエはドジですよ。けどそこが良いんです。それに、彼は結構紳士的で格好良い、素敵な人ですよ」
「確かにドジじゃなければ女にもモテるけどなぁ」
ミスタが呆れる中、話のタネだった人物の声が遠くからした。
いち早く反応したのはジョルノで、ミスタと共に声のした方を見る。
「おーい、ジョルノ〜!」
眩しい程の笑顔でこちらにかけてくるナマエ。
手のはワインの様なものが入った瓶が二本握られている。
あの様子からして、ジョルノと一緒に飲むために持ってきたのだろう。
しかし・・・あぁ、あんな風に走ったらこけてしまう。
そう思った直後――
ドテッ
「おぐぅっ!?」
案の定ナマエはこけた。
顔面を強打する形でこけたナマエは、ガバッと顔を上げる。
「ジョルノ〜!ワインは無事だったぞー!」
たらぁっと鼻から流れている鼻血など気にしていない様子だった。
「おいおい、あれの何処が――」
「〜〜〜っ、可愛いッ」
ジョルノは口元を手で押さえて悶絶していた。
・・・ミスタは考えるのを止めた。
ドジ萌え
あとがき
デフォルト名:ミラーノ
見た目は完璧だけど、極度のドジっ子属性。
ジョルノのツボをプッシュしまくっている。