■周囲が『醜女』と呼ぶ相手が『美女』に見える子の話。
皆に『醜女』と言われ虐められている子が美女に、逆に皆に『美女』と言われている子が醜女に見える。
少年の目には“呪い”がかかっています。
少年の目には人の“真の姿”が映るのです。
少年の母は人に騙されやすい人でした。
母は自分に良く似た少年に、自分と同じような苦労はして欲しくないと思いました。
ある日母は森の神様にお願いをしたのです。
『どうかこの子に「真実を映す目」をお与えください』
少年は晴れて呪われましたとさ。
少年は醜女を見て「なんて美しい人なんだ」と思いました。
少年は美女を見て「なんて醜い女なんだ」と顔を顰めました。
2016/3/6戻る