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■理想的な幼馴染を持つ三反田数馬/女主



※この小説は某笑顔動画の歌い手さんの替え歌『理想のゆるふわ樹海ガール』を元ネタにしています。
『は?あのお方の素敵替え歌に何してくれてんじゃい』『おいおい、無茶すんなって・・・』と言う方は、是非とも電源ボタンを連打してください!!!!(滝汗)

※天女ネタ
※元ネタは明るいのに、話はそんなに明るくない。若干狂気っぽい。←


くのたま3年生
生物委員会



@色素の薄い肌髪は短めボブカット
(ちょっとだけ眠たげなおっとり笑顔で物静か)
⇒数馬には幼馴染がいる。女子にしては珍しい短めの髪、眠たげでおっとりした笑顔の可愛い子。
 数馬の不運にも嫌な顔一つせず、助けてくれる優しい子。
 忍術学園に入ってからは、同級生や先輩といる方が楽しくって同じく忍術学園に入学した幼馴染とは疎遠。
 そんなある日、天女様が舞い降りた。

A両手を体の前で合わせちゃう癖があったりして
(好奇心でホラー見て寝られなくなんだなぁ)
⇒周囲が可笑しくなり始める。
 天女の女の子らしい仕草を見て「幼馴染の方が可愛い」と思う。あれ?そういえば最近幼馴染に会ってないな。

B日曜やオフの日は家に居る時は
(赤いフレームのメガネをかける女)
⇒今日は保健委員全員で裏裏山に薬草を取りに行くはずだったのに、準備してたのは数馬だけ。
 変わってしまった皆に寂しく思いながらも裏裏山へ行こうとすると、眼鏡をかけて読書をする幼馴染を発見。

C鼻歌聞かれちゃって耳まで赤くなる
(今日も彼女は笑って元気)
⇒それからまた幼馴染と一緒にいるようになる。自分に優しくしてくれるし、なにより幼馴染の傍は落ち着く。
 幼馴染が鼻歌を歌っている。「上手だね」って言うと彼女は真っ赤になって小さく微笑んだ。
 あぁ、やっぱり彼女の傍は落ち着くなと思う。

Dかわいい子小物とか自作アクセが好き
(秘密の隠れ家に雑貨屋さんを2,3件知っている)
⇒学園長のおつかい(他の人たちじゃ使い物にならない)の帰り、彼女のために可愛い櫛を購入。
 が、帰ってきたら「あ!私のために買ってきてくれたの?ありがとー!」と天女に盗られる。
 今まで積もり積もった気持ちが決壊し、幼馴染の元へと駈け込んで泣いてしまう。


E6畳部屋に置いた自作SASUKEの練習器
(最近の口癖が「ウッヒョオ、久々シャバの飯!」)
⇒泣く数馬を慰め饅頭を食べようと言う幼馴染。
 それでも泣く数馬に彼女が無表情のままに「ウッヒョオ、久々シャバの飯!」と声を上げた。
 リラックスさせようとしたのはわかるけど、何せ無表情だから怖い。マジで過去に何かしたのかと思った。

F公園でシケモクを集めてきてバラして吸う
(「ポマード」と言われると凄い逃げんだなぁ)
⇒「そう言えば、煙草の吸殻が解けた水を飲むと、最悪死んじゃうんですって。怖いよね」と微笑んだ彼女がちょっと怖かった。
 そういえば彼女の身体から煙草の臭いが・・・授業で煙草吸う人に近付いたのかな?

Gとうに忘れていた15年前の
(あの惨劇なんぞ繰り返しに来た女)
⇒「私、15年前に酷い目にあったのよ」と笑う彼女。あれ?でも幼馴染は自分と同じ12歳のはず・・・
 また冗談?と尋ねれば「えぇ、冗談よ」と笑う彼女。やっぱり最近の彼女は冗談が多い。
 
 ・・・本当はね、私が生まれる3年前、私は今より年を取ってたのよ。でもね、ある日とある女の子が「あんた邪魔」と言って虐めだしたのよ。
 ふふっ・・・15年前のことにも懲りず、あの子はまた現れたのよ?

H信号無視する車を中指だけで止める
(今日も彼女は愉快に元気)
⇒出会いは小さい頃。不運にも馬車に轢かれそうになった数馬がぎゅっと目を閉じて次に目を開くと、小さく微笑む女の子がいた。
 そういえばあの時どうやって助けたの?「中指で馬車を止めたのよ」○○ちゃんったら、最近冗談ばっかり言う。
 「・・・ふふっ、うん。全部冗談よ」

I夜毎隙あらば盗んだユンボで走り出し
(防犯カメラ見て角度決め「滝川クリステル」)
⇒真夜中になると彼女は部屋から消えている。それを気付く人は誰もいない。
 ただ分かるのは、学園はこんなに堕落しているのに、いまだに敵忍者たちが攻めてこないということだけ。

Jコンビニのコピー機でも《ピーッ!!!》
(明日も彼女はきっと元気)
⇒数馬は可愛い。数馬はとっても可愛い。私の可愛い可愛い数馬。私、どんな数馬だって受け入れられるわ。ねぇ、だから――
 「わぁっ!?く、くすぐったいよ、○○」ふふっ、ごめんなさい。でも、貴方のことは全部全部知りたいのよ?・・・今は我慢するけどね。
 にっこり笑った幼馴染に数馬はつい赤面してしまった。やっぱり彼女は可愛い。

Kかつて都に居た人を食う物の怪捕まえて
(培養に成功し今体内に2,3匹飼っている)
⇒ついに天女が怒りました「他の皆はそろったのに、何で数馬だけ私の虜にならないの!?」と。
 だから数馬を問い詰めて、天女や先輩に問い詰められた数馬は泣き出して、幼馴染のあの子のもとへと逃げて、そして・・・幼馴染がキレました。
 真っ暗闇、天女の部屋にやってきて「こんばんは」と微笑む彼女。
 喚く天女に「私の事はどうでも良いの。今の私は数馬のために存在しているのだ。だから貴女のことなんてどうだってよかったのだけど、数馬が泣いてしまったから貴女のこと、どうでもよくなくなっちゃったの」に微笑む彼女。
 彼女は自分の腹を撫で「さぁ、お食べ」と微笑んだ。
 彼女の腹にいた物の怪は天女を食べて消えてしまいましたとさ。

Lけど付き合いたいとは思わない
(彼女はなおも元気!)
⇒翌日から突然皆が元に戻りました。天女のことは覚えていないようです。身体が鈍ってたりして、不思議そうでした。
 数馬は何があったかわかりません。けど、友達が戻ってきてくれて嬉しいです。幼馴染が「良かったね。ほら、行っておいで」と笑います。
 「・・・ね、ねぇ・・・一緒に行こう?」「・・・うん、わかった」小さく微笑んだ幼馴染を、友達に紹介しました。
 彼女は僕の・・・将来のお嫁さんです。まぁ、言葉にはできませんでしたけど。付き合うなんて面倒な過程ぶっとばして、さっさと結婚したいだけ。






僕には幼馴染がいる。

僕の不運に嫌な顔一つしないで一緒にいてくれる、優しい優しい女の子。

幼馴染は僕よりも髪の毛が短い。伸ばさないの?と聞いたら「私の髪は、数馬みたいに綺麗じゃないの」と困ったように笑った。

おっとりしてて、何時もちょっと眠そうで・・・とっても優しい、可愛い可愛い僕の幼馴染。

背は僕よりちょっぴり高い。

それがちょっと恥ずかしかったけど、幼馴染は「これからうんと伸びるわ」と笑って言ってくれた。だから心配ない。


2015/9/15




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