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■静流君がブラック本丸に来ちゃった話。



僕の日常×刀剣乱舞


放課後の旧校舎女子トイレ、仮面の少女と喋ってる最中にスーツ姿の男女三人組が突如として現れる。

『時の政府です。おめでとう御座います、貴方は審神者に選ばれました』

え、何ソレって感じに狼狽える静流君を無理やり車に押し込む自称政府の人々。
学校に巣食う“彼等”が静流君助けるためにポルターガイスト起こしたら「やはり凄まじい神気だ!」とか言いながらやっぱり連れてかれてしまう。唯一の救いは仮面の少女がこっそり同行してくれたこと。


自分たちの時代にいる審神者じゃ足りなくなってきた政府⇒じゃぁ別の時代から人攫って審神者にしちゃおうぜ!⇒そのうちの一人として政府は静流君に目を付ける
静流君は何らかの力に守られてる⇒天に守られてんじゃね?⇒じゃぁ神気凄いんじゃね?⇒政府は霊感を神気と勘違い


突然審神者になれとか言われてどうしよう状態の静流君。
もちろん政府は静流君の意見なんて聞く気ない。審神者についてはナビゲーターの式神(こんのすけ)がどうにかするから、早く現場に行って来い!みたいな感じに本丸に送り込まれる。
けどその本丸が問題。
実はその本丸、ブラック本丸でした☆←

でも静流君はそもそも審神者のこと知らないし本丸がブラックかそうじゃないかなんてのもわからない。どうけんだんし?え?何ソレ状態。

政府の考えとしては「神気凄いし天に守られてるし、ブラック本丸立て直しできんじゃない?まぁ出来なくても次連れて来れば良いか」っていう感じ。流石政府、ブラックである。
そもそも静流君を守ってるのはそんな神様とか神聖なものじゃなくって、幽霊とか妖怪とかそういうちょっとどろっとした類なことはだぁれも知らない。


結局何も知らずやってきた静流君。静流君は人外と仲良くなれる能力持ってるけど、相手はブラック本丸。人間への憎しみが勝って仲良くなれないし、非力な静流君が上手くやってける訳がない。
到着した瞬間刀向けられるし罵声浴びせられるしで、完全に落ち込みモードの静流君を癒すのは仮面の少女ちゃんのお仕事。というか仮面の少女は刀剣たちをどんな風に折ろうかと画策中。


自分に向けられる殺気と嫌悪の目にゴリゴリと精神削られる静流君。けど本丸も汚いし安息の地はない。
刀剣たちにびくびく怯えながらこそこそと生活。食べる物探して台所行ったら腐りかけの野菜しかなかった。泣いた。
悲しいし空腹だしでよろよろの静流君。そんな静流君は見つけてしまった。

『だ、大丈夫・・・ですか?』
「きっ、君は・・・」

刀剣の幽霊を!


本来は折られた瞬間その魂は大元に還るはずなのだが、ブラック本丸で折られた刀剣たち(主に短刀など)は本丸に縛られ地縛霊状態。本丸から抜け出したくても出来ない。
新たな審神者が本丸を清めてくれれば抜け出せるのに、生きてる刀剣たちがどんどん審神者を追い出したり殺したりしちゃうからなかなか還れない⇒そこで静流君登場
刀剣の幽霊たちにとっては静流君は救世主。だって自分たちのこと視えるし触れれる、しかも優しい。
人間怖いけど静流君(人外なら無条件に仲良くなれる)は大丈夫。傍にいると安心する。


刀剣の幽霊たちが味方になって、一緒に頑張る。とりあえず畑とかどうにかして食料確保。
若干ふさぎ込みかけていた静流君は此処で少し立ち直る。仮面の少女は静流君があと少し落ち込んでたら刀剣たちを折りに行ってた。刀剣たちにとってもセーフ。
他の刀剣たちは幽霊なんて見えてないし静流君が一人で喋って笑ってるように見える。何あの新しい審神者コワイ。

刀剣の幽霊たちからブラック本丸の事情を聞き、ちょっと同情。けど怖いから自ら進んで近づこうとは思わない。
刀剣の幽霊たちはまだ生きてる刀剣たちのことを心配してるけど、静流君を傷つけるのは頂けない。静流君は前の審神者とも違うし、そもそも生きてる刀剣たちが善良な審神者まで追い出したり殺しちゃったりするせいで自分たちが成仏できない⇒お前等いい加減にしろよ^^ピキピキッ状態。




結果的、静流君が幽霊たちと協力して本丸クリーン化。
少し冷静になれば静流君がとても輝いて見えるけど、仮面の少女とか幽霊とかの鉄壁ガードで近づけない。というか静流君は幽霊たちとの生活が楽し過ぎて刀剣たちの存在忘れてる。

前半シリアスだけど、後半は静流君に近付けない刀剣たちがじたばたしてるだけのギャグになる予定。←


2015/4/5




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