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■綺麗なものとか珍しいものが好き過ぎる勇者成代り主。



イシの村で育った素直な男の子。
素直に相手を褒めるし、好意も相手にダイレクトに伝える。
綺麗なものとか珍しいものが好きで、イシの村にある自分のベッドの下には、宝物箱が隠されている(中身は綺麗な石とか何に使うのかわからない鉄の破片とかいろいろ)。

綺麗の基準は結構曖昧。主人公が綺麗と思ったもの、それこそが綺麗。
後に仲間になってくれた皆のことが大好きだから、大好きを素直に伝えてる。
直球に大好きと言われて若干仲間は照れてるけど、照れつつもちゃんと愛を返してくれる。幸せパーティ。


育ての母から自分が勇者であると教えられ「もしかしたら自分の知らない綺麗なものが見れるかもしれない!」とドキドキワクワクしながらデルカダール城へ。

綺麗なものが好きだけど、デルカダール城で初めてみた綺麗な『人』に吃驚。都会って凄い!(エマは綺麗というか可愛い。可愛いのも好き)
エマと似てるけどちょっと違う金髪はキラキラさらさらで、瞳の色も綺麗だし唇も綺麗、手足も声も物腰も、全部全部綺麗!お兄さんは誰?都会はお兄さんみたいな人がいっぱいいるの!?→ほっぺを赤く染め、照れながらも思ったことを全部お兄さん(ホメロス)に伝えた。

王様への挨拶で綺麗なお兄さんが将軍の一人だと知り「綺麗でしかも頭がいい!凄い!かっこいい!尊敬!」ときらきらした目でホメロスを見る。←ホメロス、満更でもない。

その後、原作通り地下牢行き。そこでもう一人綺麗な『人』と出会う。
君とっても綺麗だね!君はどうして地下にいるの?僕?僕はね、勇者なんだけど、勇者だって言ったら地下牢に連れてこられちゃった!でも、君みたいな綺麗な人に会えたから、悪い事ばっかりじゃないね!→カミュは無言のまま監守から鍵を奪い、自分をほめ続ける○○の口を早急に塞ぎに来た。顔は赤い。


何とかデルカダール城から脱出し、カミュを相棒に冒険スタート。
よくよく考えたらデルカダール王との謁見中、終始ホメロスにきらきらした視線を送り続けたせいで、王の問いかけに対する返事が割と雑だった。
→「何処から来た?」「えっと、西?いや、東?うーん、遠くから来たので、どのあたりか言葉じゃ説明できないです。僕の村、地図にも載ってないので。・・・あっ、お兄さんの睫毛綺麗」
でもそのおかげでイシの村の場所は特定されず、村も無事だった。一応、デルカダール兵が来ても自分のことは知らぬ存ぜぬしてね!って伝えてある。

悪魔の子とか呼ばれて追いかけられるけど、行く先々で出会う綺麗なものや人に大興奮な主人公のストッパーはカミュ。ただし不意打ちで褒め殺されるため、ストッパー出来ない時がある。


ソルティコでホメロスと再会した時は「見つかっちゃった!」と思いつつ、綺麗なお兄さんともう一度会えて嬉しくて嬉しくてたまらない主人公。
相変わらずきらきらおめめで自分を見てくる主人公に、ホメロスも満更でもない。
たぶん、そのうちうっかりホメロスを連れてっちゃって、グレイグからの追撃が激しさを増す。




「ふんっ・・・私を連れてきて、人質のつもりか?」

「ど、どうしようカミュ!綺麗なお兄さん、うっかり連れてきちゃった!近くで見てもやっぱり凄く綺麗。僕、どきどきする!わっ、カミュもやっぱり綺麗!どきどきする!」
「○○っ、や、やめろよ人前で。恥ずかしいだろ・・・」

「うーん、○○ちゃん?貴方が綺麗なものが大好きなのはわかってるけど、彼はデルカダールの将軍よ?連れてきちゃ駄目じゃない」
「困った顔するシルビアも綺麗だね!」
「んもぉ!そういうことすぐ言っちゃ駄目っていつもいってるじゃなぁい!」
「だってシルビア綺麗なんだもん!」
「・・・(きゅぅんっ)」

「でもほんとどうするわけ?デルカダールの将軍を誘拐だなんて・・・何処か安全な場所で開放して、ルーラで別の場所に飛ぶ?」
「お、お兄さんとお別れしなきゃ駄目?」
「駄目というか、敵なのよその人」
「て、敵!?」
「あんたねぇ・・・『綺麗=いい人』でも『綺麗=味方』でもないこと、いい加減理解しなさい!」
「だ、だって、綺麗で可愛いベロニカもセーニャも仲間だった」
「〜〜〜っ!」
「お、お姉様が真っ赤に!」

「・・・ねぇお兄さん」
「・・・なんだ」
「僕の仲間になって?」
「貴様、何を言っているのか理解しているのか?」
「お兄さんが僕を捕まえないといけないのはわかるけど!僕、お兄さんを手放したくない!欲しい!」
「素直に欲望をぶちまけるな!お前はそれでも勇者か!」
「だって!お兄さんが綺麗だから!」
「っ、そ、そもそも、敵将軍を連れて回るなど、お前にとってはリスクしか・・・仮に私が仲間になったとしても、いずれ裏切るかもしれないとは思わないのか!」
「一度仲間になってくれれば!きっとお兄さんは裏切らない!僕はそう信じてる!それに・・・お兄さん、強いし頭いいし綺麗だし!とっても心強い!」
「〜〜〜っ、連れて行くなら勝手にしろ!せいぜい寝首を狩られないように注意するんだな!」

「あ、落ちた」
「落ちたのぉ」
「落ちましたねぇ」

ホメロスが仲間に加わった!
たぶん原作よりストレートに世界が救えるようになった!


グレイグ?紫の髪は綺麗だけど、追いかけられて殺されかけて、正直綺麗かどうかを確認する暇もなかった。グレイグを前にすると普通に怯えるし、なんならホメロスの後ろに隠れたりしてホメロスがドヤ顔する。グレイグは泣く。



2020.2.17




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