■胡蝶しのぶ♂成代り主はSAN値低め
胡蝶しのぶ♂になった成代主(原作知識有り)。
胡蝶家の遺伝子のおかげで約束された美人♂
男であるおかげか一応鬼の首は斬れるけど、藤の毒を開発してからはより毒の精度を上げるために毒を使って戦うようになる。
原作知識のおかげで最愛の姉が死んでしまう未来を知っていたため、SAN値は低め。目に光がないタイプの美人♂
未来への絶望感で常に泣いてしまいそうな気分なため、それを隠すために常ににこにこ笑っている。姉と二人きりだと無表情でぼろぼろ泣きだすため、カナエお姉ちゃんは成代主に対して過保護気味。婿にはやらんと決めている。
最愛の姉を殺すのが上弦の弐であることはわかるものの、姉が殺される正確な時間はわからないしそもそも自分が上弦に勝てるビジョンが見えない。
なら姉を助けてくれる人を作らなきゃ、ということで恩師である悲鳴嶼さんには「どうか姉を、僕の唯一残った命より大事な姉を、守ってください」と土下座の勢いで頼み込むし、原作知識でいずれ強くなる隊士には「見かけたら、どうか僕の姉をよろしくお願いします。誰より心の優しい、花のように美しい人なのです」と姉の存在を認知させ、どうにかこうにあ姉を守ろうとする。←成代主はシスコンとの噂がたつ。
そもそも姉が柱にならないようにすればいいのでは?と思ってからは、毒の開発を急ぐし、藤の香や藤の毒を作りまくって任務先の人々に配りまくる。
そのうちの一つが竈門家に流れ着いてたり。
でも原作の修正力か何かなのか、SAN値低めな弟を守りたいという姉の力なのか、姉は柱になる。弟の思い姉知らず、姉の思い弟知らず。
いっそ今のうちから藤の毒を飲んで、早いうちに上弦に特攻かます?と死んだ目で毒の入った瓶を見つめているところを服毒自殺しようとしていると勘違い(大体あってる)され、いろんな人からの監視の目が強くなる。おかげで毒の蓄積が出来ない。
そして運命の日、上弦の弐によって姉は重症、姉の戦闘能力が原作よりちょっぴり高かったためか、虫の息ではあったもののなんとか生き残る。
無表情でぼろぼろ泣きながらなんとか姉を生かそうとする成代主。努力の甲斐あって姉は生き残ったが、その着物の下には酷い凍傷の傷跡が残り、呼吸器にも障害が残り、結局は隊士を辞めることとなった。
姉は駆けつけてくれた成代主のおかげで生き残れたというけれど、嫁入り前の姉の体に酷い傷跡が残り、呼吸器はもうどうしようもない・・・成代主のSAN値がガリガリ削れた。
原作通り蟲柱に就任。
とある日にお館様の奥方であるあまね様の護衛を任され時透兄弟と出会ったりしてもいい。
柱会議の時は炭治郎が「家族は無惨に襲われましたが、人から頂いた藤の御守りのおかげで一命は取り留めることができ・・・」などと発言しながらズタボロの御守袋を取り出して、それを見た恋柱あたりが「○○くんの御守袋!」とつい大きな声を上げてから真っ赤になってもいい(かわいい)。
そのせいで炭治郎からは懐かれるだろうし、事前に炭治郎が成代主の御守袋を持っていたと知っていた義勇さんは「藤の御守り・・・(意訳:俺も○○が作った御守袋が欲しいから作っては貰えないだろうか)」とか言ってカナエさんから笑顔で圧を向けられたりする。
因みに、蟲柱特製の御守りはただの御守りじゃなくて、御守袋の中身は濃縮された藤の毒(人体には無害なように成分調整済み)だし、袋自体にもしっかり染み込んでいる。
鬼の爪で引き裂かれようものなら、鬼の指先どころか手首まで溶かし、破裂した中身は一気に粒子となって周囲に飛散する。小さいけど立派な兵器。
姉にカウンセリングされたり声量も動きもうるさいかまぼこ隊になんだかんだ癒されたり、言葉足らずな義勇さんに若干イラッとしつつ世話を焼いたり、ちょっとずつSAN値回復に励んで欲しい。
因みに、成代主は別に義勇さんのことは嫌いじゃない。嫌いじゃないけど、言葉はもっとちゃんと口に出せよとは思ってる。
「○○さんはどうしていつも泣いているんですか」
「僕が泣いているように見えますか?ずっと笑っているつもりなんですが」
「顔は笑ってますが・・・泣いているにおいがずっとするんです。あと、深い絶望のにおい」
「鼻が良すぎるのも困り者ですね。もしかして、耳が良すぎる善逸くんも言っていましたか?僕が泣いているなんて」
「はい。大泣きしてる音がする。聴いているこっちまで泣いてしまう音がするって」
「善逸くんが泣いているのはいつものことでしょうに。・・・まぁ、嘘をついても無駄だと思うので、肯定しましょう。僕は絶望しているし、泣いています。ずっと、ずっと、涙が止まらないんです」
「・・・どうすれば、○○さんの涙を止められますか?」
「ふふっ、口説かれている気分ですね。ですが、そうですね・・・強いて言うなら、死なないでください。僕が生きている間、死なないでください」
「生きます。生きて、禰豆子を人間に戻して、 ○○さんに元気になって貰って、心の底から笑ってもらいます!」
「・・・、・・・とても、いい返事ですね。吃驚しました」
「はい!」
「ふっ、ふふっ、炭治郎くんは面白い人ですね。えぇ、頑張ってください。応援してますよ」
「はい!ありがとうございます!」
いずれやってくる最終決戦で上弦の弐と対峙した成代主が生き残れるかは不明。
ただ、藤の毒を服用できなかったため、きっと応援が来るのを待って持ち堪えるだろう。姉は殺されなかったが、嫁入り前の体に消えることのない傷跡を残した鬼はやっぱり憎らしい。だから、確実に首を落とさなければならないのだ。
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