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■ディズ〇ープリンセス系美少年が組織の人間と関わる話



ディズ〇ープリンセス系美少年が黒の組織で幹部+αと関わっていく話。


ディ〇ニー映画の『魔法〇かけられて』みたいにおとぎ話の世界から現代にやってきてしまった。
常に危険と隣り合わせな世界だが、プリンセス()補正でなんとかやっていける。


【プリンセス補正】
・美しく可憐な容姿(つい守ってあげたくなっちゃう)
・動物に好かれる優しい心(もはや言葉も通じてる)
・素敵な歌声(何か突然ミュージカルみたいな雰囲気になる)
・家事全般できる(何も出来ないように見えてきちんとできちゃう)


テンプレ設定でボスに気に入られて組織で保護()されることになる美少年。
ジンあたりが最初に世話を命じられ(テンプレ)、ジンからウイスキートリオに紹介(テンプレ)される。

ボスのお気に入りだからジンも下手に扱えないけど、不慮の事故で亡くなるならワンチャン?って思ってる。でもプリンセス補正のせいで何かうまくいかない。

動物を自由自在に操っている様子から組織内では『テイマー』として噂されている。

ジン本人が世話したり、ジンがウイスキートリオに世話を丸投げしたりして、組織の人間と関わっていく。

スーパーポジティブ。



【ジン】
ある日突然ボスからプリンセス系美少年を押し付けられた。
何で突然歌い出す!何で動物がたかっている!と、何かと美少年に振り回される筆頭。ただでさえストレスの多い職場なのにと落ち込んでいる。ウォッカだけが理解者。
でも別に美少年は嫌いじゃない(意味深)

【ウォッカ】
兄貴可哀想。安心してくだせぇ兄貴、俺は何時でも兄貴の味方ですぜ!
兄貴の負担を少しでも減らせるようにいろいろ頑張ってる。良い子。
別に美少年は嫌いじゃない(健全)

【バーボン】
組織は何時からミュージカル会場に???
あのジンをげっそりさせるプリンセス系美少年に興味津々。近づいたらミュージカルに巻き込まれた。え?僕がお姫様?貴方ではなく???って困惑しそう。
美少年はプリンセス補正を持った『王子様』です。
疲れた心に美少年のダイレクトアタックを受けて、不覚にもきゅんきゅんすればいい。

【スコッチ】
バーボンが不意打ちできゅんきゅんさせられてる!助けなきゃ!→きゅんきゅんした!(即落ち二コマ)
美少年が悪い子じゃなくむしろ良い子なのはわかるから、出来れば公安で保護してあげたい。とりあえず、動物が傍にいるからってお外でお昼寝しようとするのはやめなさい。

【ライ】
プリンセスだ。え?男?・・・プリンセス♂だ!
ディズ〇ー映画は昔見たことがあるけれど、美少年がまんまプリンセスで吃驚してる。バーボンとスコッチがうっかりきゅんきゅんさせられてる様子を見て、自分はそうならないように逃げてる。
そのうち明美と一緒にいる美少年を見かけて、明美と美少年のダブルパンチできゅんきゅんして敗北。

【シェリー】
・・・可愛い。・・・・・・ハッ!べ、別に可愛いなんて思ってないわよ!(ツンギレ)
大人びていてもプリンセスは女の子の永遠の憧れ。
闇を一切感じさせない光のようなプリンセスにツンツンしながらも絆される。
お茶会?ほ、本当に忙しいけど、仕方ないから参加してあげるわ!お、お姉ちゃんも一緒に?もぉ!しょーがないわねぇ!(デレ)

【宮野明美】
わぁ可愛い男の子。
志保とも仲良さそうで嬉しい。
え?大くん美少年くんのこと苦手なの?大丈夫よ!あの子とっても良い子よ!
ライ敗北フラグを作った永遠の天使。

【ベルモット】
・・・・・・。・・・何見てんのよ。は?何処の国のお姫様かって?私が?ふんっ、どうせ貴方みたいな子から見れば私なんて魔女みたいなもんでしょ?そんな見え透いたお世辞には騙されないわよ。
・・・は?一緒にお茶会をしたい?・・・はぁっ、一回だけよ。いい?一回だけよ!(フラグ)

【ボス】
美少年くん可愛い。ベルモットとはまったく違うタイプだけどお気に入り。
【ラム】
まぁボスが気に入ってるしいいか。で、突然音楽流れ出す原理とは?




【明美とお茶会】

こぽぽっと可愛らしい模様が描かれたカップに紅茶が注ぎ込まれる。

「明美の王子様はライなんだね」

「お、王子様?」

少年が差し出したカップを取り落としそうになりながらも何とか受け取った明美は、困惑した声を上げてしまう。少年は目を細める。美しい顔がより一層美しくなった。

「ライが王子様で明美がお姫様。真実の愛は人を強くする、とても素敵なことなんだよ」

「真実の愛?・・・ふふっ、こんな組織にいるのに真実の愛なんて・・・きっと人に笑われちゃうわね」

「どうして?」

目の前の美しい少年が微笑む。

「誰だって真の愛に出会う資格はあるんだよ」

カップの中の紅茶を少年は微笑みを浮かべたまま一口、そして楽し気に鼻歌を歌い始めた。

「ねぇ、貴方は?」

「僕?」

「そう。貴方が愛する人は、もういるの?」

「・・・ふふっ、どうだろう。けれど案外、愛は近くにあるのかもしれないね」

LaLaLa〜♪と、犯罪組織に不釣り合いな美しい歌声が響く。

美しい、まるでプリンセスのような少年は、それでもプリンスだった。王子様はいずれ、自分だけのお姫様を手に入れることが約束されているのだ。


※作中の「誰だって真の愛に出会う資格はある」はシンデレラの名言です。



2019/2/25




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