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■アホみたいな呪いにかかってる少年が生きるためにヒーロー目指す話



定期的に誰かを縛らないと死んじゃう呪いにかかった少年が自分が生きるためにヒーローを目指す話。

幼き日に出会ったドMでショタコンなヴィランによって呪いをかけられてから彼の人生は狂ってしまった。


縄だったり糸だったり、強弱関係なく相手をきゅっと縛れればいい。
例えば相手の小指に軽く糸を結ぶだけでもいい。毎度そんなガチ縛りをしなきゃいけないわけじゃない。
ただし相手は生き物じゃなきゃ駄目だし、小指を縛る程度じゃ気休めにしかならない。
毎日ちょっとずつ縛るか、月に一回本気で相手を拘束しなきゃいけない。
我慢しすぎると心臓が潰れそうになるぐらいの痛みを感じる。アホみたいな呪いだけど本人にとっては死活問題。

でもそう簡単に縛らせてくれる人はいないし、そういうプレイのお店も学生だからいけない。
通りすがりの人を突然縛るとか何それヴィランじゃん!ってなって、合法的に相手を捕縛できるヒーローになることを決意。←ヒーローを決意する切欠がイレイザーヘッドだと個人的に面白い。

相手を縛らなきゃ死んじゃうから、縛りの腕はその道のプロ並み。
一瞬にして相手を亀甲縛りとか出来る。でも別に縛るのが好きなわけじゃない。縛るのは生きるため。

呪いのことは公言してない。
呪いをかけられた切欠をあまり思い出したくないし、そんな妙な呪いをかけられた自分を好奇の目で見てほしくないから。
だから苦しくてもギリギリまで縛るのを我慢することも多い。だが公言してないせいで周囲からの評価は「緊縛趣味のあるヤバいやつ」。辛い。



2020.2.17




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