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■東郷成代り主にぞっこんな長男。



そこそこ劣悪な家庭に生まれ、そこそこ劣悪な親に育てられ、そこそこ劣悪な幼少時代を経た、そこそこ悪いおじさん。


原作通り殺しはやってるけど、別にやろうと思ってやったわけじゃない。


自分にすり寄ってきた野良猫たち。
お腹を空かせた彼等に餌を上げた。喜んで食べる猫たち。毎日毎日餌を上げに行った。
・・・近所から野良猫が沢山いると保健所に連絡が入り、ある日猫たちは連れて行かせましたとさ。

一人ぼっちの彼に良くしてくれた人がいました。その人から「夏休みの自由研究にすれば良い」とカエルを数匹貰いました。
暑い夏の日、些細な事で親に怒られて、何時間も家に入れて貰えませんでした。
・・・窓際に置かれていたカエルの入った水槽は、日差しで熱くなっていて、カエルがひっくり返ってぷかぷか浮いていました。

初めて自分を愛してくれた人がいました。
ある日その人が「一緒に死んで欲しい」と言いました。一緒に薬を飲みました。目が覚めたら自分は病室のベッドにいて、自分を愛した人だけ死んでいました。



その他も大体同じ。
自分が関わると高確率でそれらは死んでしまう。
それを悲しめるほど彼はまともな環境で育っていない。ただ死んでしまった、それだけ。
でも自然と彼は人に関わることを避けて、でも生きる為には何かしなきゃならなくて、結果やっぱり強盗に。

原作通りおそ松くん宅に強盗に入るけど、何故かそこの長男様が懐いてしまった。何故喜々として付いて来るのか。
なんだかんだで警察に御用される。


おそ松くんがおそ松さんになったあたりで出所。
何処で知ったのか、おじさんの出所を聞き付けたおそ松がおじさんに猛アタックすれば良い。



「俺を攫ってよおじさん!」
「断る」
「つれないこと言わないでよ、おじさーん。俺がどれだけおじさんと再会出来るの楽しみにしてたかわかる?」
「知らん」
「愛してるよ♥おじさん♥」
「やめろ」


出所後、安アパートで日雇いバイトしながらぼんやり過ごしているおじさん宅に入り浸り、最終的には居付く。
他の兄弟からは最初警戒されるも、次第に「あ、違う。迷惑かけてるのむしろおそ松兄さんの方だ」と逆に憐みの目を向けられれば良い。



2016/8/20




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