※言葉遣いは、こちらの勝手なイメージです。姿形はご想像にお任せします。←
医務室に、彼はいた。
看守が怪我をすることだってあるため、医務班が用意されている。
原因はいくらでもある。
たとえば、キレネンコとかキレネンコとかキレネンコとか――
「医務班長!!!!ショケイスキーが倒れた!!!!」
湯のみのお茶を飲んでいた医務班長ナマエは、お茶を取りこぼしそうになった。
「なっ!?!?!!!?!?そこのベッドに彼を!!!!・・・毒ガスですか。しかも強力・・・」
「04番に返り討ちにされたんだ」
カンシュコフの言葉に、ナマエは肩を落とした。
「仕方ありませんね。すぐに治療しますから、貴方は持ち場に戻って下さい」
「あぁ」
去っていったカンシュコフ。
気絶しているショケイスキーに、ナマエはため息をつきながらも治療を始めた。
すぐに回復。
「・・・ゴホッ・・・フフッ、すみませんねぇ、ナマエ」
(何処かBASARAの明智光秀を思い出すような雰囲気の)ショケイスキーは起き上がってそう言った。
「勘弁してくださいよ?ショケイスキー。自分の調合した毒ガスで死亡って・・・格好悪いですからね?」
「・・・・・・今度は、もっと強力にしてみせますよ」
フフフフッと笑ったショケイスキーにナマエは更に脱力。
「ご自分を大切にしてくださいね?」
「フフッ、心配してくれるんですか?」
「もちろんですよ。患者なんですから」
「・・・個人として心配してほしいですねぇ」
「おや?ショケイスキーは、僕に愛されるのがお望みで?」
「難しい注文ですか?」
「いえいえ。容易いですよ?」
そういいながら、ナマエはショケイスキーを抱きしめて笑う。
「処刑よりも、僕のことが好きですか?」
「フフッ。えぇ、おそらく」
「そうですか」
ナマエは笑顔でショケイスキーを見てから、小さなキスをした。
ちょっとだけ、ショケイスキーが頬を染めたのは、秘密だ。
処刑よりもコッチ