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※若干下品注意






「貴方の穿いているパンツをください」





「(もはや意味がわからない)」

「いやいや、だからパ――」


身体が自然とナイフを振りかぶっていた。

それを慣れた様子で避けるナマエに若干いらっとする。




「突然攻撃するとは酷いじゃないかマイケル。けれどそんな君も愛してるよ。パンツだけとは言わず君の貞操も奪ってやりたいな☆」


作業着のジッパーを勝手に下げようとしたナマエの顔面に右ストレートをきめた僕は悪くないはずだ。

ドサッと床に倒れたナマエは頬を抑えて「ハァハァッ、これが愛の鞭というやつか!」と言っている。・・・ぞわっとした。



「(なんて突然パンツなんて・・・)」

「マイケルを深く愛しすぎた結果だよ」


きりっとした顔で言われても、言ってる言葉が格好良くない。





愛しすぎた結果?

何ソレ怖いよ。殺人鬼の僕が言うのもなんだけど、警察に突き出された方が良いと思う。






「さぁ、マイケル・・・恥じることはない。今すぐに俺の目の前でその作業着を脱ぎ捨てるんだ」


満面の笑みで両手を広げるナマエ。

ねぇ、気付いてる?満面の笑みが広がるその顔、鼻血出てるよ。



「(断る)」

「つれないことを言わないでおくれ、マイケル。俺は君の全てを見たいんだ。あわよくば、君の中に俺のをブっこみた――」





スパァァァアアアンッ!!!!!!


顔面に向かって全力投球したナイフはナマエが避けたせいで後ろの壁にささった。惜しい。



僕がナイフを投げたことにはまったく触れず、にやにや顔のナマエが近づいてくる。

しまった。武器はあのナイフで最後だった。素手で殺るしかない・・・







「はっはっはっ、マイケル・・・俺が素手で死ぬと思うか?否!俺はマイケルへの深い深い愛のおかげで、そう簡単に死ぬことはない!なんせ俺は、マイケルの入浴シーンやお着替えシーンを見るためにいろんなサバイバルな体験をしてきたからな!」


「(死んでしまえ)」

「安心してくれ!ばっちり写真も撮ってある!!!!」




時折聞こえるシャッター音はやっぱりコイツか。

気配の消し方なんてどこで習ったんだろう。・・・ぁ、僕がいえることじゃないか。



ポケットから取り出した僕の写真を手にハァハァと荒い息を出しているナマエが気持ち悪い。






「さぁ、マイケル・・・大人しく、俺に君の貞操をよこすんだ・・・」

「(主旨が変わってない?)」




「大丈夫・・・君の白濁で汚れた君の下着は永久保存する!」




「(最低だ)」

「ゴフッ!?」




鳩尾に一発きめると、今度は良い感じに効果があったらしい。

その場にドサッと倒れたナマエをフンッと鼻で嗤って、僕はその場を去った。




翌日・・・




「ハァハァッ・・・さぁっ、マイケル!俺と一緒に夢の世界へイこうじゃないか!!!!」

「(今すぐ死んで)」





懲りずに飛びついて来ようとするナマエに、今度はアッパーをお見舞いしてやった。




変態的に愛してる



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