《セブルスSIDE》
「・・・・・・」
「・・・アス?」
目の前にいるのは、ホグワーツの制服を着たアス。
さっきまで一緒にいたアスは・・・?
「・・・セブルス」
我輩だとわかってくれるのか?
おそらく、十年前だと思われる子供のアスに、我輩は絶対的な風格を感じた。
当たり前だ。
十年前からずっと、アスはそうだったじゃないか。
「あぁ・・・アス。我輩は、セブルス・スネイプだ」
我輩の言葉に、アスは特に驚いた様子もない。
それどころか、我輩の頬にちょっと触れて、じっと顔を見詰めてきた。
「なっ・・・アスっ」
子供相手に焦っているという状況は、恥じるべきなのかもしれないが、相手はアスだ。
恥ずかしいよりも、嬉しいが勝る。
煩い心臓。
「やっぱり・・・セブルスは、何年経っても・・・セブルスだ」
小さく笑ったアスに・・・
我輩はついつい赤面してしまった。
まったく・・・
昔からアスは、我輩を冷静にはさせてくれないっ!
《アスSIDE》
え?え?
えぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええっ!?!!!!?!??!?!?!!!?!?!
何故か、目の前に教授なセブルスがいる!!!!!!!!!!
どうしてどうしてどうして!?
俺、パニック☆←
ハッ!!!やべぇ、パニック状態で、俺の脳内がやべぇ!!!!
・・・え?いつものこと?
・・・・・・・・・そうですね。←
「・・・セブルス(・・・ですよね?)」
「あぁ・・・アス。我輩は、セブルス・スネイプだ」
ですよね!!!!
やっぱり、セブルスは何年経っても、代わらないね!!!!
その眉間の皺とか!!!!!!←
ついついセブルスの頬に手を添えて、じっと見てしまう。
わぁ・・・セブルスだよセブルス!!!!!
すごいなぁ。
ちょっと感動。←
「なっ・・・アスっ」
セブルスが吃驚してるけど、俺はじっと見る。
「やっぱり・・・セブルスは、何年経っても・・・セブルスだ」
嬉しくなって、俺はちょっとだけ笑ってしまった。
・・・で、
当然のごとく顔を真っ赤にして怒ったセブルスを見た俺は
(『減点!!!!』って言ってくれないかなぁ・・・)
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、ワクワクしていた。←
十年前の君
減点って言われてみたいんです!