妄執な妄想をする盲目な愛呪術師の愛は呪われている。
自分にべったりくっついてうっとりしている直哉を見下ろしながら、名前という教育係はため息を吐きそうになった。
実のところつい先日、古い友人である悟くんから「乙骨憂太って子と一緒に海外に行って欲しい」とお願いの連絡が来ている。禪院家の現当主である直毘人には既にちらりと話しているが、直哉が知ればどうなることか。
思った以上に自分に執着してしまっている直哉をどう説得するべきか。名前の中では既に出発することが決定しているため、どうするべきかと頭を悩ませた。
あとがき
・教育係
禪院の遠い親戚。学ぶことが好きでいろいろと手を出していたら、噂を聞きつけた禪院家で雇われ教育係をすることになった。
五条家の悟くんは年下の友人。
直哉のことは生徒としてある程度大事にしているが、友人から頼られたらそっちを優先するつもり。
この度軟禁か監禁されるフラグが立った。
・直哉
いろいろな偶然が重なって思った以上に長い事自分と一緒にいてくれた教育係に依存している。
教育係の腕に擦り寄ったり抱き着いたりすることを覚えた。これから隙さえあればやる予定。
教育係も自分のことを優先すると信じて疑っていない。
この度ヤンデレフラグが立った。
・五条家の悟くん
大事な生徒である乙骨くんについててあげて欲しい気持ち半分、禪院家に嫌がらせしたい気持ち半分。
大学行ったりいろんな資格を取って自分の知らないことをいっぱい知ってる年上の友人のことは尊敬してる。尊敬する友人が働くべき場所は禪院家ではないよね!って思ってる。