お兄ちゃんは傑くんの味方だから「そういえば傑の兄貴って何してる人なの?」
「?」
「え?傑?」
「兄さんは私を見守ることを仕事にしていると前に言っていたよ?」
普段見ることのない曇りなき澄んだ眼でそう言って傑に、悟も硝子もだいぶ引いた。
あとがき
・傑くんのお兄ちゃん
傑くんを守ることを『誓い』にした人。何が何でも傑くんを守る人。
謎の黒服集団のリーダーをしてる。公共のカメラを軽率にジャックするし情報集めに戸惑いなくスパイを使う。
基本的に傑くん基準だけど、別に他の人たちがどうでもいいわけではない。調べているうちに伏黒甚爾の境遇にはうっかり同情し、息子と義理の娘を保護して伏黒甚爾にも黒服としての職を与えたりしてる。
・お兄ちゃんを信頼()してる傑くん
擦り込みでお兄ちゃんのとんでも行動を普通だと思ってしまっている。
お兄ちゃんに関してはIQが下がる傾向がある。
盗撮も盗聴もされてるけど、常にお兄ちゃんに見守られてる()感じがするから受け入れてる。今回の一件以来、お兄ちゃんを頻繁に呼び出すようになる。
・傑くんの親友の悟くん
親友の変な部分を知ってしまった。親友の兄はただのヤバい奴。
でも小型ヘリからの登場は正直胸が躍った。え?発信機付きの小型ラジコン?これがそのコントローラー?・・・俺もそれやりたい!
・報酬なくなったし口座を凍結されたし息子と娘を誘拐されたパパ黒
散々な目にあったけど、今後は黒服として真面目()に働いて家族三人で過ごす予定。
禪院に売ったはずの息子は何時の間にか買い戻されてた。
・理子ちゃんと黒井さん
海外旅行楽し過ぎてヤバイ。
・もうちょっとで学長になる苦労人の夜蛾先生
傑をスカウトした時点で名前とは知り合い。傑を守るという執念が凄い名前に引きつつ、今後頻繁に高専に侵入してくる様子に頭を抱える。
胃痛が凄い。
・美人で可愛い硝子ちゃん
傑の兄貴ヤバイじゃん、おもしろー。