この世の強さは美醜で決まる「本当に仲が宜しいのですね」
「いたたっ、まぁ、はい」
戦闘以外で負った顎の負傷を手当てして貰っていると、藤の家の人はくすくすと笑いながら言う。
「でも、あまり焦らしてやらないでくださいね。お相手の方がお可哀想ですよ」
「え?えっと、はい?」
よくわからないことを言われ首をかしげた。いたた、まだ顎がいたいな。獪岳め、思いっきり頭突きしやがって・・・
あとがき
・相手の強さを見目で判断する隊士
強い人が大抵美形(一部除く)なのに気付いてしまった人。
おかげで下弦の鬼に遭遇しても即応援を呼んで数の利で勝利を収めた。一人で狩ったわけではないため、鬼狩りとしての評価はそこまで高くない。
水の呼吸を使うけど水のエフェクトはやや薄め。
いずれ出会うかまぼこ隊の見目の良さに驚愕し、大興奮のまま獪岳に報告しに行きブチ切れた獪岳に殺されかかる未来が待ってる。
・まんざらでもないツンギレ隊士
男主の『美しさ=強さ』理論に「何言ってんだこいつ、馬鹿か?」と思ったが、言われてみるとそうかも、と思っちゃった人。いずれ出会う上弦の鬼を遠目から見て「やべぇ」と思って男主を見習い応援要請する未来が待ってる。
見た目や剣技を惜しみなく沢山褒められるのが好き。
個人的な好みは自分の顔だと聞いたから、だったら俺の顔だけ見てればいいのにと思ってる。