初恋のあの子と会えますように「・・・っていうのが、僕が荘園にやってきた経緯かな」
「そ、うだったんだ」
荘園に到着すると本当にあっさりイソップくんと再会することができた。
僕を見た瞬間まるで死人でも見たような驚愕の表情で駆け寄ってきたイソップくんは大人になってもやっぱり可愛くて、思わず「結婚しよう」と言ってしまったけれど後悔はしていない。ただ、いろんな人が見ている中だったからイソップくんは羞恥心で死にそうになってた。
「僕、てっきり名前はもう結婚してしまっているのかと思ってた・・・」
「いやー、どの子とお付き合いしてもイソップくんと比べちゃって。失礼極まりないよね」
「そ、それでも、ぼっ、僕にとっては嬉しい」
ぽぽぽっとあの頃と変わらず可愛く顔を赤くするイソップくんい「イソップくん大好き!結婚して!」と割と大きな声で叫んでしまった。どうやら長いこと会えなかった影響で僕は抑えることを知らないらしい。
「うっ、そ、その・・・ぼ、僕で良かったら」
「ほんと!やった!」
因みに僕のもう一つの願いは、男同士でも結婚できる土地にイソップくんと移住するための資金なんだけど、イソップくんはどの土地がいかな?