美少年がしても痴漢は痴漢「・・・まさかこんな進展があるとは」
名前さんが会社の最寄り駅でそそくさと降りていく後ろ姿を見ながら、思わずつぶやく。
見知らぬ男に尻や太腿を撫でられたのは大変不快だったが、そのおかげで名前さんに助けて貰えたし、抱き寄せられて、しかも名前まで呼んで貰えた。
「次からはもっと積極的になろう」
毎朝のふれあいだけじゃ満足できない。折角俺の名前を憶えて貰ったんだ。このまま、ゆくゆくは恋人になって、名前さんと・・・
下腹部あたりがきゅんっ♥と疼くのを感じつつ、俺は少し速足で学校へと向かった。