どこかの軍人Aの迷子話「む!やけに動きの素早い猿ですな!愛らしい顔をしています!」
名前の周りで素早く動いていたソニックに名前が笑いながら言うと「えっ、目視できるんですか」とレオナルドは驚きの声を上げた。
「敵はもっと素早いので!」
「そもそも敵は何なんですか?」
「簡単に言えば宇宙人ですな!奴等の侵入を食い止めるために我等は空を飛び回っているのです!偶に大気圏で大火傷しますが!」
冗談なのか本気なのは笑いながらそう言う名前に、レオナルドは曖昧に「あ、そうなんですか」と笑った。
あとがき
最初はちょっとした長編ように考えてたけど続きそうにないことに気付いて無理やり短編に収めたもの。
デフォルト名:ニシダ ヤナ(西田ヤナ)
基本的にどんな状況でも笑い続けてる、一見すると快活な好青年だけど微妙に頭のネジが飛んでる突拍子もないことをするお馬鹿キャラ。敬語がちょっと変。
人の話は聞いてるようで聞いてない。第三部隊は基本変人奇人の集まりで上層部の悩みの種だけど戦果は一番。そのせいで切り捨てられなくて困ってるのもある。
特に主人公は自由度が高くよく迷子になるけど何かしらの戦果をあげて帰ってくるからたぶん今回も何かしら戦果をあげて帰ってくるんだろうなと元の世界の仲間は思ってるはず。
一応日本人の血は流れてるけど、たぶん未来ではアジア人とかそういう概念はなく、ただの『人類』で統一されている。
生まれてすぐに人類はチップを埋め込む決まりで、それで政府は個人を把握している。軍人は軍からの支給品として戦闘用プログラムの組み込まれたチップが渡される。銃とかナイフとかはもはや昔話の産物。
・・・そんなとんでも設定の主人公にHLを駆けまわって欲しかった。
蛇足だが、主人公は別にタイムスリップしてるわけじゃなくって、全く別の世界にトリップしてる。