比べるまでもない





「いやだぁぁああ!!」


放課後、湘北バスケ部。


宮城の突然の大絶叫に一同は一瞬こちらを向くが直ぐにあぁ、またかいつものか、と練習を再開する。

毎回毎回宮城と三井が下らないことでケンカをする。最初こそ皆止めに入ったりしていたが、最近では当たり前のことになってしまい誰も見向きもしなくなっていた。

((で、今回は何でもめてんだ…))

だいたいいつもは宮城の勘違いからくる嫉妬。
それに三井がキレて騒ぎだす。



「何で三井サン卒業するんすかぁぁあ!!留年するんじゃなかったんかよぉぉお!!」

「バカいってんじゃねぇっ留年なんかするわけねぇだろうがこんのクソチビ!!」

「はぁぁっ確かに身長はアンタよりちいせぇかもしんないけど俺のチ○コはアンタの何倍もあるわ!!」

「なっんなわけねぇだろ!俺のがデカイ!!」

「はっじゃあ比べてみますか?今ココで。別に俺はいいですけど?
ま、三井サンのなんて見なれてますけどね。」

ごそごそとアレを出そうとしだす宮城。
慌てて三井が抗議する。

「お、ま…っ、んなことこんなとこで言ってんじゃねぇよ!!あと出すな!」

「じゃあ俺のがデカイってことでいいですよね。
だいたい三井さ「あのー…」」

いつも俺の見てんだからわかるでしょ、というつもりだったが途中で木暮が声をかけてきた。

「そういうのは2人だけの時にやってくれると嬉しいなー」


「「は、はい、スイマセン…。」」


にこり、と木暮は笑っているが後ろにドス黒いオーラが見えた。



気がした。













あの後赤木にも思いきり頭を殴られ俺らは真面目に練習した。
ちっくしょー、まだ頭いてぇよ…!




「別に俺が卒業したって、その…わ、別れないだ、ろ?」

部活が終わって2人で帰っていた途中三井サンがいきなりそんなことを聞いてきた。

「当たり前じゃないですか!!俺、一生別れるつもりないよ?」

三井サンが嫌だって言ったって絶対別れてなんてやんねぇし。

「それともナニ?別れたいわけ?」

まさか、ねぇ。
そんなことないよね、三井サンに限って。

「んなわけねぇだろ!!」

ホラ、
顔を真っ赤にして怒鳴ってくる。
そんなことしても可愛いだけで全然恐くねぇって。


「だからさ、卒業しちまっても俺らがどうにかなるわけじゃねぇし、な…?」


およよ?
これはもしかしなくても、さっき俺が言ってたこと気にしてくれてんの?


あぁ、もう。

アンタのそういうとこ大好きだよっ!!








俺と三井サンは卒業したって…いや、死ぬまで一緒にいるし、死んだってあの世で幸せに過ごしてやるさ、

絶対にな!



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ギャグです。

ギャグという名のリョ三です^^ω^^

オチは私が美味しく頂きました。ごちそうさま。