私には夢がある。

真っ白なウェディングドレスを着て小さな教会で良いから親しい人と集まって愛しい彼との愛を確かめる―

『で、私の夢を壊してくれてどうするの』

目の前には幼なじみのドラコ・マルフォイ。

白のえんび服を着ている。

因みに私は憧れの純白のウェディングドレス。


「お前の夢を叶えさせただけじゃないか」

ふんっと鼻を鳴らし偉そうに言うドラコに

『確かに以前ウェディングドレス着て結婚式をしたいって言ったわ。でも愛する彼とよ!何で貴方となのよ!』

と吠える私。

「お前みたいなお転婆娘の引き取り手なんていないさ。有り難く思え」

私はいたい所をつかれ黙るしかなかった。

俯いて静かになった私の耳に「これから好きになれば良いだろう」とそっとドラコが囁く。


何て卑怯な奴だ。
惚れるしかなくなっただろう。


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