ある晴れた土曜日。大半の生徒がホグズミードに行く中、ドラコと名前はホグワーツに残っていた。
校内が1年生と2年生しか居ないので、のんびりと二人で居られるからだ。
階段を上っているとローブの裾を名前が少し引っ張った。
振り向こうとすると名前は一段上に乗り少し背伸びをする。
近付いてくる名前の顔に、柄にもなくどきどきするドラコ。
目を閉じるとほんの一瞬、互いの唇が重なった。
目を開けるとほんのりと頬を赤くした名前の顔が見える
「君からとは珍しいな…」
ドラコは言う。
『たまには私からでも良いでしょう?』
名前は恥ずかしそうに言った。
By.確かに恋だった