『おぉ〜良い天気だ。絶好の飛行日和だね』
マロンが大きくのびをすると隣でセブルスが「ああ、補習のな」とつっこんだ。
『そんなこと言わないでよ、セブルス。この前はコントロール出来なかっただけだから』
「要するに飛べてないじゃないか!それで僕にぶつかってきて巻き添えくらって僕まで補習とか全く笑えないからな」
『いたい、いたい。頬っぺた引っ張らないで!』
「じゃあ、その気持ち悪い笑いを止めろ」
「ああ、仲がよろしいことで。そろそろコーチ始めても良いですか?」
セブルスがマロンの頬を抓っているとレギュラスが後ろからやって来た。
「すまんな、レギュラス」
セブルスが謝ると
「もう慣れましたよ」
とレギュラスはため息をつく。
『レギュラスくん、お手柔らかにお願いしますね』
セブルスに抓られて赤くなった頬を押さえながら言うと
「誰の為にやると思ってるんですか」
とレギュラスにばっさりと言われたマロンだった。